Wi-Fiルーターを買い替えたあと、古いほうが手元に残っていませんか。「まだ動くし、とりあえず取っておこうかな」と、押し入れや棚の奥に置いたままになりがちです。
実は、捨てるか売るかを決めるより先に、やっておくことがあります。ひとつは電源を抜くこと、もうひとつは中に残っている情報を消すことです。
IoT推進コンソーシアムと総務省・経済産業省が2016年にまとめた「IoTセキュリティガイドライン」は、一般の利用者に向けた4つのルールのうち2つを、まさにこの話に当てています。使わなくなった機器は電源を切ることと、機器を手放すときはデータを消すことです。
この記事では、ネットワークにくわしくない方でも順番に進められるように、置いたままの機器をどうするか、その機器が自分の持ち物かどうかの見分け方、中に何が残っているのか、初期化のしかたを、公的な指針とメーカー各社の資料をもとに解説していきます。
⚠ 先に、この記事が扱う範囲をお伝えします。対象は、コンセントにつないで使う据え置き型のWi-Fiルーターです。電池が入っているモバイルルーター(ポケット型)は、SIMカードと電池の扱いが別にあるので、ポケット型Wi-Fiの処分で扱っています。
📌 今日じゅうに出してしまいたい方へ。「使わなくなったWi-Fiルーターを、そのまま置いていないか」は、しばらく手元に置いておく方に向けた節です。急ぐ方は「手放す前に、そのルーターが自分の持ち物か確かめる」から読んでください。その機器がレンタル品なら、勝手に捨てたり売ったりはできません。
目次
使わなくなったWi-Fiルーターを、そのまま置いていないか

新しいルーターに替えたあと、古いほうをどうしているでしょうか。「使っていないのだから、置いてあるだけなら害はない」と思いがちですが、ここでいう「使っていない」は、あなたが使っていないという意味でしかありません。
電源が入っていて、インターネットにもつながったまま——という状態は、意外とよく起こります。新しい機器をつないだあとも、古いほうのコンセントを抜き忘れていたり、別の部屋でランプが点いたままだったり、というかたちです。
つないだままだと、使っていなくても狙われる
先ほどのIoTセキュリティガイドラインは、一般利用者向けのルール3で、こう書いています。
使用しなくなった機器や不具合が生じた機器をインターネットに接続した状態のまま放置すると、知らず知らずのうちにインターネット経由で機器が乗っ取られ、不正利用される恐れがあります。
読んでいただきたいのは「知らず知らずのうちに」の部分です。使っている機器なら、動きが遅くなったり、つながらなくなったりして、なにか変だと気づけます。ところが使っていない機器は、おかしくなっても誰も気づきません。
しかも、この指針は例として挙げる機器を名指ししています。同じルール3の続きです。
例えば、使用しなくなったWebカメラ(※3)やルータ(※4)等をそのまま放置せず、電源をコンセントから抜きましょう。
Webカメラと並んで、ルーターが名前を出されています。当サイトでもIoT機器の記事で、使わなくなった機器は電源を抜くことに触れました。この記事は、そのうちルーターについて詳しく見ていくものだと考えてください。
すぐ手放さないなら、コンセントから抜く
やることは単純で、コンセントから電源のプラグを抜くだけです。初期化より先に、これだけは今日できます。
この節が扱っているのは、もう使う予定のない機器です。いま使っている機器の調子が悪いときや、乗っ取りが疑われるときの対処は、これとは別の話になります。
とくに、パソコンが不審な画面から動かなくなったような場面では、電源の切り方そのものに注意が要ります。そちらは偽の警告が出たときの記事で扱っています。
⚠ なお、古い機器を中継機として使い続ける道もあります。その場合は「使わなくなった機器」ではなくなるので、この記事の話とは別になります。
「捨てるかどうか、まだ決められない」という状態は、いちばん起こりやすく、いちばん長く続きます。決められないあいだも、電源を抜いておけば放置にはなりません。
手放す前に、そのルーターが自分の持ち物か確かめる

次に確かめるのは、その機器が買ったものか、借りているものかです。ここを取り違えると、あとから戻せません。
Wi-Fiルーターの捨て方についてITmediaの取材に答えたバッファローの担当者も、まずこの点に触れています。
もし、お使いのWi-Fiルーターが回線事業者からのレンタル品の場合は、返却が必要となる場合があります。
レンタル品は、返す約束になっている
光回線の契約で家に置かれる機器には、借りているものが混ざります。ONU(光回線終端装置)や、ONUとルーターがひとつになったホームゲートウェイが代表です。
NTT東日本は、レンタル機器の返却について専用のページを用意しています。返す対象になる機器を、そこで確認できます。
同じページには、「機器紛失の申告」の窓口も並んでいます。つまり、無くしてしまった場合は、申告する事案として扱われるということです。
返す約束の機器ですから、勝手に捨てたり、売ったり、人に譲ったりはできません。フリマアプリに出す前に、まずここを確かめてください。
⚠ 借りていた機器を捨ててしまったときに、いくら請求されるのかまでは公開されていません。この記事では金額には触れません。確かなのは「返す約束の機器がある」ことと、「無くしたら申告する」ことの2つです。
この記事の残りは、自分で買った機器を手放す話です。借りている機器では、初期化も自分の判断でしないでください。
とくに契約が続いている機器では、初期化すると困ることがあります。
ソフトバンクは、契約中のホームゲートウェイについて「初期化を行うと利用中のサービスが使えなくなる可能性がございます」として、電話番号を2つ以上使っている場合など、いくつかの条件を挙げています。
⚠ 返す前に初期化しておくべきかどうかは、確認できた案内のどこにも書かれていませんでした。気になるときは、返す先(契約している事業者)に聞いてください。中に入っている情報の持ち主は、機器を貸している側でもあります。
レンタル品かどうかが分からないときに見る2か所
自分で買ったのか借りているのか、記憶があいまいなときは、次の2か所を見ます。
- 本体のシール — 回線事業者の名前やロゴが入っていれば、借りている機器の可能性があります
- 契約したときの書類 — 開通のときに届いた案内に、借りている機器が記載されていることがあります
⚠ 押し入れから出てきた機器のように、線がささっていない状態では見分けにくいことがあります。ONUとルーターの役割の違いはONUの記事で、箱の背面にある「LAN」の差込口の数で見分ける方法は開通後の配線の記事で扱っています。
それでも分からないときは、契約先に聞くのがいちばん早い方法です。ここで注意したいのは、聞く相手が契約の形で変わることです。
NTT東日本は先ほどのページで、光コラボレーション(コラボ光)を契約している場合は自社では手続きができないとして、契約している事業者へ問い合わせるよう案内しています。回線とプロバイダの関係が分かりにくいのは、こういう場面です。
Wi-Fiルーターの中に残っているもの

自分の持ち物だと分かったら、次は中身です。「ルーターに個人情報なんて入っているのだろうか」と思われるかもしれません。
冒頭で触れたIoTセキュリティガイドラインの、もうひとつのルール(ルール4)がここに当たります。
機器を捨てる、売る、貸し出すなど、機器を手放す場合は、機器に記憶されている情報の削除を行わないと、自分や家族等の利用者情報が漏洩する恐れがあります。
「機器に記憶されている情報」とは何か。バッファローの担当者は、初期化が必要な理由をこう説明しています。
分解、破壊といった対応までは必要ありません。ただし、Wi-Fiルーターにはお使いのプロバイダー情報などが記憶されているので、廃棄の前に必ず初期化作業が必要です。
引用の冒頭にあるとおり、壊す必要はありません。担当者が挙げているのはプロバイダー情報など、設定として入っているもので、これは初期化で消えます。
インターネットにつなぐためのIDとパスワード
「プロバイダー情報」と呼ばれているのは、インターネットにつなぐための接続用のIDとパスワードのことです。契約したときに紙で渡される、あの文字列です。
これはあなたの契約そのものを使うための鍵にあたります。ルーターの設定画面には、これが入ったままになっています。
当サイトの設定の保存と復元の記事では、同じものを逆の側から扱いました。買い替えのときに、新しい機器へ引き継げるかどうか、という話です。
引き継ぎの仕組みは、運べるものが機種によって違います。Wi-Fiの設定だけを運ぶものもあれば、バッファローの「スマート引っ越し」のように接続情報まで運べるもの(対応機種の条件あり)もあります。
ただし、新しい機器に入ったかどうかと、古い機器に残っているかどうかは別の話です。
Wi-Fiのパスワードと、つないだ機器の一覧
残っているのは接続用のIDだけではありません。設定画面を開くと、こういうものが並んでいます。
| 残っているもの | 見られると何が分かるか |
|---|---|
| インターネット接続用のIDとパスワード | 契約者としてつなぐための情報 |
| Wi-Fiの名前(SSID)と暗号化キー | 家のWi-Fiに入るための情報 |
| 管理画面のパスワード | 設定を書き換えるための情報 |
| つないだことのある機器の一覧 | 端末の名前と、機器ごとの番号 |
いちばん見落とされやすいのが、つないだことのある機器の一覧です。家族のスマートフォンやパソコンに付けた名前が、そのまま並んでいることがあります。
⚠ ホームゲートウェイの下にぶら下げて、ブリッジモード(APモード)で使っていた機器では、ルーター機能そのものを止めているので、接続用のIDとパスワードが入っていないこともあります。ただし入っていないと決めつけるより、初期化してしまうほうが早いです。Wi-Fiの名前と暗号化キー、管理画面のパスワード、つないだ機器の一覧は、どちらにしても残ります。
「引っ越し機能で移した」は「消した」ではない
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
最近のWi-Fiルーターには、買い替えのときに前の機器から設定を引き継ぐ機能があります。バッファローは「無線引っ越し」、NECは「Wi-Fi設定引越し」と呼んでいて、名前はメーカーごとに違います。
「引っ越し」と言われると、荷物のように元の場所からは無くなると感じます。ところが、バッファローは初期化やデータ消去についてのよくある質問で、はっきりこう書いています。
※無線引っ越し機能を使用して旧Wi-Fiルーターの無線情報を引き継ぎしても、旧Wi-Fiルーターの無線情報が削除されません。
無線引っ越しについてのページでも、同じことを言い方を変えて書いています。
※無線引っ越しで旧Wi-Fiルーターの無線情報を引き継いでも旧Wi-Fiルーターの無線情報が失われることはございません。
つまり、少なくともバッファローの無線引っ越しでは、引き継ぎは写しを取る作業であって、移動ではありません。新しい機器で問題なくつながっているからといって、古い機器が空になっているわけではないのです。
⚠ ほかのメーカーが同じかどうかは、確認できた資料には書かれていませんでした。ただ、消したい側から見れば結論は変わりません。引き継ぎを使ったかどうかにかかわらず、古い機器は初期化する、ということです。
バッファローの無線引っ越しについてのページには、「引っ越しした設定を全削除」という操作も載っています。ただしこれは新しいほうのルーターの設定画面での操作で、古い機器から消す方法ではありません。
古い機器から消すのは、「Wi-Fiルーターを初期化してから処分する」で説明する初期化です。
Wi-Fiルーターを初期化してから処分する

ここまでで、電源を抜き、持ち主を確かめ、中に何が入っているかを見てきました。残っているのは、それを消す作業です。
NECは初期化を、次のように説明しています。
初期化とは、Atermにこれまで行った設定をすべて初期値に戻す(*)ことをいいます。(*) ファームウェアバージョンについては、初期化後も初期化前のバージョンが保持されます。
手順は機種によって違います。3社に共通しているのは、RESETボタンを押し続けるところだけで、待ち時間の案内は NEC と TP-Link、ハードディスクの取り外しはバッファローのものです。ここでは、4つの手順としてまとめます。
- STEP
ハードディスクをつないでいたら外す
ルーターにハードディスクをつないで共有していた場合は、初期化の前に取り外します。バッファローは「簡易NASでご使用されていたWi-Fiルーターの初期化を行う場合は、事前にハードディスクを取り外してください」と案内しています。
- STEP
電源を入れて、落ち着くまで待つ
抜いてあった電源を、この作業のあいだだけ入れます。電源を入れた直後はすぐに操作せず、NEC(WG2600HP3)は約170秒、TP-Linkは3分待つよう書いています。
- STEP
RESETボタンを押し続ける
本体の背面や側面にある小さな穴、またはボタンです。ランプの様子が変わるまで押し続けます。穴の場合は、NECが「細い棒状のもの(電気を通さない材質のもの。つまようじの先など)」と指定しています。
- STEP
終わるまで、もう一度待つ
押した瞬間に終わるわけではありません。NECはACアダプタを抜いて約6秒〜10秒待ってから差し直し、さらに約170秒待つよう書いています。TP-Linkも、押したあと3分待つよう案内しています。
押す時間も、待つ時間もメーカーで違う
各社が公開している案内を並べると、こうなります。
| メーカー(出典) | 押し続ける長さ | 前後に待つ時間 |
|---|---|---|
| バッファロー(ITmediaの取材) | POWERランプが点滅するまで約3秒間 | 案内なし |
| NEC(WG2600HP3のマニュアル) | POWERランプが赤点滅するまで約6秒 | 前に約170秒、後に約170秒 |
| TP-Link(ルーターの場合) | 5秒長押し | 前に3分、後に3分 |
押す長さは3秒から6秒までで、そこまで大きくは変わりません。差が出るのは、その前後の待ち時間のほうです。NECとTP-Linkは、どちらも合計で5分以上かかる計算になります。
⚠ NECの「後に約170秒」は、押したあとACアダプタを抜いて6〜10秒待ち、差し直してから数える時間です。押しっぱなしのまま待つわけではありません。
⚠ 表に自分のメーカーが無いときは、「(メーカー名) ルーター 初期化」で公式のページを探してください。手順は機種ごとに違うので、型番まで入れると確実です。
「押したのに何も起きない」と感じたときは、2つに分けて考えてください。
ランプの色や点滅がまったく変わらないなら、押し方のほうです。NECは「RESETスイッチを正しく押していない可能性があります。RESETスイッチを押している感触がないときは、別の素材で再度お試しください」と案内しています。それでも変わらないときは、「ボタンで初期化できないときは、設定画面から」を見てください。
ランプは変わったのに終わらないなら、待ち方のほうです。上の表のとおり、終わるまでに数分かかります。
本体には、押して使うボタンがもうひとつあります。かんたん接続のためのWPSボタンです。こちらも「ランプが変わるまで押し続ける」という操作なので、動作がよく似ています。
手放す機器で押し間違えても実害は小さいのですが、まだ使っている機器で取り違えると、設定がすべて消えます。ボタンの表記を確かめてから押してください。
ボタンで初期化できないときは、設定画面から
穴が固い、押しても何も変わらない、というときのために、もうひとつ道があります。NECは初期化の方法として、「RESETスイッチで初期化する」と「クイック設定Webで初期化する」の2つを並べています。
設定画面に入れるなら、そちらから初期化できます。ただし管理者パスワードが必要なので、それが分からないとこの道は使えません。どちらも駄目なら、故障を疑ってメーカーの窓口に相談してください。
初期化できたかどうかの確かめ方
終わったかどうかは、ランプで判断します。NECは「側面(表)のランプが一斉に緑点滅したあと、POWERランプが緑点灯したら初期化が完了します」と書いています。
パスワードを自分で変えて使っていた機器なら、もうひとつ確実な方法があります。設定画面を開いてみて、自分で決めたパスワードで入れなくなっていれば、設定は消えています。
⚠ ここで、いま使っている機器の管理者パスワードを試さないでください。手放す機器と使っている機器を並べて作業していると、取り違えが起きます。
なお、NECのマニュアルは初期化の前に「設定内容を保存し、初期化後に復元することをお勧めします」と書いていますが、これは使い続ける人に向けた案内です。手放すための初期化では、戻しません。
初期化しても残るもの|ルーター本体のシールをどうするか

初期化しても消えないものがあります。本体に貼られたシールです。
ここには、Wi-Fiの名前(SSID)や暗号化キー、管理画面のパスワード、それにMACアドレス(機器ごとの番号)などが印刷されています。バッファローの担当者は、こう勧めています。
また、Wi-Fiルーター本体にはSSIDやパスワード、MACアドレス等が記載されたラベルが貼ってあります。ラベルを剥がすか、情報部分を黒塗りにすることで、情報漏えいのリスクを下げることができます。
ここで「初期化したのだから、シールの文字はもう使われていない値なのでは」と考えたくなります。ところが逆です。
シールに書かれているのは工場から出たときの値です。そして初期化とは、NECの言葉を借りれば「これまで行った設定をすべて初期値に戻す」ことでした。同社のマニュアルも「初期化をすると、管理者パスワードや暗号化キーなどの設定も初期値に戻り」と書いています。
しかも、その値は機種で共通とはかぎりません。バッファローの担当者は、同じ取材の後半で次のように述べています。
購入時の注意点もあります。弊社製品は設定画面にログインするためのユーザー名・パスワードを1台ごとに異なる設定として出荷しております。
初回設定時に独自のパスワードに変更すると、本体ラベルに記載されたパスワードでアクセスできなくなります。これによってセキュリティが高まりますので、パスワード変更してお使いいただくことをおすすめいたします。
裏返すと、バッファローはラベルの値を1台ごとに変えて出荷しており、自分でパスワードを変えるとその値では入れなくなる、ということです。
NECは、この関係をはっきり書いています。管理者パスワードが分からなくなったときの案内として、「本商品を初期化し、本商品に貼付のラベルに記載されているパスワード(Web PW)でログインしてください」としています。
⚠ ただし、これはNECの機種についての案内です。初期化したあとのパスワードはメーカーで2つの型に分かれ、シールやカードの文字列で入る機種もあれば、もう一度自分で決める画面が出る機種(NTT東日本・西日本のホームゲートウェイなど)もあります。どのメーカーでもシールの値に戻る、とまでは書けません。
だからバッファローは、初期化とシールの処理を両方案内しているのだと読めます。片方だけでは中途半端になるからです。
もっとも、初期化が済んでいれば、あなたが設定した中身が読まれるわけではありません。
⚠ ただし、Wi-Fiの名前と暗号化キーを工場出荷のまま使っていて、それを引っ越し機能で写した、あるいは新しい機器に同じ値を手で入力した場合は別です。シールに書かれている値が、いまの家のWi-Fiの値そのものになります。この場合は剥がすか黒塗りにしてください。
⚠ とくに売りに出すときは、出品写真にシールが写り込みます。剥がすかどうかを決める前に、写真で公開してしまう道があることに気をつけてください。
バッファローがラベルの処理を勧めているのは、捨てる場面についての質問への答えです。誰も使わないのですから、消して困る人はいません。
一方、人に譲ったり売ったりする場合は、次に使う人がそのシールを見ることになります(ただし、その値をいまも家で使っているなら、渡す相手にかかわらず消してください)。
⚠ 「譲るならシールを残す」と書いてあるメーカーの資料は、確認できた範囲では見つかりませんでした。バッファローがシールの値は1台ごとに違うと述べていること、NECが初期化のあとはシールの値でログインするよう案内していること——この2つを並べたうえで、ご自身で決めていただく部分です。
まとめ
この記事では、使わなくなったWi-Fiルーターを手放すまでにやることを解説しました。順番にすると、次の5つです。
- コンセントから電源を抜く。捨てるかどうかを決める前でもできます。使っていない機器は、おかしくなっても気づけません
- 買ったものか、借りているものかを確かめる。⚠ 借りているものだったら、ここで止めてください。返す約束の機器なので、勝手に手放せませんし、初期化も自分の判断でしません
- 中に何が残っているかを知る。⚠ 無線引っ越しで新しい機器に引き継いでも、古い機器からは消えません(バッファローが明記)。残るのは接続用のIDとパスワード、Wi-Fiのパスワード、管理画面のパスワード、つないだ機器の一覧です
- 初期化する。押す長さより、前後の待ち時間のほうが長くかかります(NECとTP-Linkの案内では合計5分以上)
- 本体のシールをどうするか決める。捨てるなら剥がすか黒塗り、売るなら出品写真にも気をつけます。譲るときは、次の人がその値を使うことがあります
どこへ出すかについては、メーカー自身が「お住いの自治体の取り決めをご確認ください」と案内しています。バッファローの担当者も、家電量販店の下取りキャンペーンに触れたうえで、小型家電リサイクル法によって適切に回収・処理されることになると述べています。
買い替えたばかりで、古い機器の扱いに迷っている方は、次の記事もあわせてご覧ください。
参考: IoTセキュリティガイドライン ver1.0(IoT推進コンソーシアム/総務省/経済産業省・PDF)
参考: Wi-Fiルーター、捨てるときは必ず○○を 安全な処分の方法、バッファローに聞いた(ITmedia NEWS)
参考: 初期化する(NEC・Aterm WG2600HP3 ユーザーズマニュアル)
参考: 初期化やデータ消去のやり方を教えてください。(バッファロー)
参考: 無線引っ越しがうまくいきません。引っ越しした無線情報を削除したい(バッファロー)



