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tracert の結果の見方(貼り付けて読み解くツール)

画面に出た数字と「*」の並びを見て、「これで正常なの?」と思っていませんか。Windows のコマンドプロンプトで実行した tracert の結果を貼り付けると、行ごとに意味を説明します。

貼り付けた内容はあなたのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません
※ このページには Google の広告とアクセス解析が含まれます。これらはページの閲覧情報を扱いますが、貼り付けた内容そのものは送信しません。
※ 改善のため、読み解けたかどうかと、読み解けなかったときの理由(「ヘッダー行が無い」など)の回数だけをアクセス解析に送っています。アドレス・ホスト名・時間の値といった結果の中身は送りません

結果を読むときのポイント

「*」が出ても、そこで切れているとは限らない

tracert の結果で * が並ぶと「ここで通信が止まっている」と思いがちですが、多くの場合は違います。

経路上の機器には、tracert のような問い合わせに応答を返さない設定になっているものがあります。これはセキュリティ上の理由で意図的にそうしているもので、故障ではありません。応答する数を1秒あたり数個に絞っている機器もあり、その場合は3回のうち一部だけが * になります。

見分け方は簡単です。その先の機器が応答していれば、通信は通っています。逆に、途中から最後まで * が続いて終わっている場合は、宛先に届いていない可能性があります。

応答時間が伸びた場所=遅い原因、ではない

ある機器だけ応答時間が大きく伸びていると、そこが原因に見えます。しかし tracert に応答を返すのは機器にとって「ついで」の仕事で、本来の転送を優先して応答を後回しにすることがあります。

この場合、応答時間は伸びていても、そこを通るデータ自体は遅れていません。1台だけ伸びていて、その先が元に戻っている場合はこのパターンです。その先もずっと伸びたままなら、そこから先の経路が実際に遠い(あるいは混んでいる)と考えられます。

どこまでが自分の側か

自宅の玄関、マンションのエントランス、公道。アドレスを見ると、経路のどこにこの区切りがあるのかが分かります。

最初のほうに出てくる 192.168.10. で始まるアドレス(プライベートIPアドレスと呼びます)は、自宅や社内で使われるアドレスです。ここはまだ手元の機器です。会社のネットワークでは 172.16.172.31. で始まるアドレスが使われていることもあります。

100.64.100.127. で始まるアドレスは、プロバイダが多数の契約者をまとめる設備に付いているアドレスです。ここから先が、結果の一覧で「プロバイダ」と呼んでいる区間です。DS-Lite(transix・クロスパスなど)でつないでいる場合は、192.0.0.1 がプロバイダ側の入口として出てきます(192.0.0.2 はご自宅のルーター側です)。同じ IPoE でも MAP-E(v6プラスなど)ではこのアドレスは出ません。

そこから先の、世界中どこからでも届くアドレス(グローバルIPアドレス)が付いた機器は、結果の一覧では「外のネットワーク」とまとめています。

「自分の側」と呼べるのは、手元の区間までです。プロバイダの区間から先は、あなたが設定を変えられない場所になります。

この区別が分かると、問題が自分の側にあるのか、外のネットワークにあるのかの切り分けができます。

ただし、192.168. などで始まるアドレスが経路の途中に出てくることもあります。その場合は手元の機器ではなく、社外から社内につなぐ仕組み(VPN)や、プロバイダの内部で使われているものです。また IPv6 の経路では、自宅の機器にもインターネット上のアドレスが付くため、この見分け方は使えません。

最後まで「*」で終わったときの調べ方

最後まで * が続いて終わった場合、原因は経路の途中とは限りません。宛先が tracert に応答を返さない設定になっているだけのこともあります。

本当につながらないのかを確かめるには、宛先がWebサイトならブラウザで開いてみるのが手っ取り早い方法です。ブラウザで開けない宛先なら、そのアプリで実際につないでみてください。アクセスできるのに tracert が最後まで届かない場合は、途中か宛先のどこかで tracert への応答だけが止められているだけです。

tracert をもっと知りたい方へ

結果の読み方が分かったら、tracert そのものも押さえておくと役に立ちます。