解約したポケット型Wi-Fiが、引き出しの奥に入ったままになっていませんか。「小さいし、そのうち捨てればいいか」と、置きっぱなしになりやすい機器です。
実は、この手のひらサイズの機械は、見た目はひとつでも、中身は3つに分かれています。端末そのものと、中のSIMカードと、毎月お金がかかる回線契約です。
この3つを取り違えると、思わぬ請求につながります。SIMカードを返しただけでは、契約が終わらない会社があります。逆に、SIMカードにまで弁償金の額を決めている会社もあります。
この記事では、ネットワークにくわしくない方でも順番に進められるように、3つに分かれているという全体像、すぐ処分しないときの置き方、その端末が借り物かどうかの見分け方、端末とSIMに残っているものの消し方、契約が残っていないかの確かめ方を、公的機関と事業者の資料をもとに解説していきます。
⚠ 先に、この記事が扱う範囲をお伝えします。対象は、電池が入っていて持ち歩けるポケット型Wi-Fi(モバイルWi-Fi・モバイルルーターとも呼びます)です。どこへ出すか——ごみの分け方は自治体によって違うので、この記事では出す前にやることを扱います。コンセントにつないで使う据え置き型のWi-Fiルーターは、Wi-Fiルーターの処分で扱っています。
📌 もう手放した方・解約が済んでいる方へ。端末を売ったり捨てたりしたあとで請求が続いている場合は、「ポケット型Wi-Fiを処分しても、回線契約は解約されない」から読んでください。
📌 今日じゅうに片づけたい方へ。「すぐ処分しないポケット型Wi-Fiは、電源を切る」は、しばらく手元に置いておく方に向けた節です。急ぐ方は「そのポケット型Wi-Fiは借り物ではないか」から読んでください。借りている機器なら、勝手に捨てたり売ったりはできません。
目次
使わなくなったポケット型Wi-Fiは、端末とSIMと契約に分かれている

ポケット型Wi-Fiを片づけるとき、多くの方は「この機械をどうするか」だけを考えます。ところが、手元にある機械は3つのものが重なった状態です。
賃貸のアパートを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。建物(端末)と、鍵(SIMカード)と、賃貸借契約の3つは別々のものです。鍵を郵便受けに入れて出ていっても、契約が終わったことにはなりませんよね。
| 3つのもの | 正体 | 手放すときにすること |
|---|---|---|
| 端末(本体) | 電波を受け取ってWi-Fiに変える機械 | 自分の物なら処分、借り物なら返す |
| SIMカード | 契約者を特定する情報が入ったICカード | 契約先の案内に従う(返す会社と、返さなくてよい会社がある) |
| 回線契約 | 毎月の料金が発生している約束 | 解約の手続きをする |
この3つは、どれか1つを片づけても、残りが片づくとは限りません。たとえばIIJmioは、SIMカードの返却方法の案内でこう書いています。
ギガプラン、mioモバイル、mioプリペイドパックのSIMカードは返送されただけでは解約とはなりません。
この記事は、この3つを順番に見ていきます。
⚠ ひとつだけ先にお伝えします。読む順番と、実際に手を動かす順番は少し違います。たとえば解約は「ポケット型Wi-Fiを処分しても、回線契約は解約されない」で扱いますが、手を動かすときは先に解約を申し込むほうが順当です。実行の順番は「迷ったときの順番」にまとめてあります。
すぐ処分しないポケット型Wi-Fiは、電源を切る

「捨てるのは今度でいいや」と引き出しに入れる方は多いはずです。その置き方について、公的な指針が触れています。
IoT推進コンソーシアムと総務省・経済産業省が2016年にまとめたIoTセキュリティガイドラインは、一般の利用者に向けた4つのルールの3番目をこの話に当てています。
使用しなくなった機器や不具合が生じた機器は電源を切りましょう。
例えば、使用しなくなったWebカメラ(※3)やルータ(※4)等をそのまま放置せず、電源をコンセントから抜きましょう。
ここで、ポケット型Wi-Fiだけ事情が変わります。この機器はコンセントに挿さっていないので、「抜く」という動作がありません。電池が入っているため、充電ケーブルを外しても電源は落ちないからです。
やることは単純で、本体の電源ボタンを長押しして、電源そのものを切ります。据え置き型のルーターでコンセントを抜くのと、目的は同じです。
事業者の側も、理由は違いますが同じ操作を勧めています。レンタル型のポケット型Wi-FiのどんなときもWiFiのよくある質問は、電池のもちについての回答の中でこう書いています。
またバッテリー残量を節約するため、本製品を使用されない時は電源オフにしていただく事を推奨いたします。
もうひとつ、長く置くなら電池の残量にも目安があります。富士ソフトのモバイルルーター「FS030W」の取扱説明書には、保管についての記載があります。
本製品を保管される場合は、電池パックの性能や寿命を低下させる原因となるため、下記のような状態で保管しないでください。
– 満充電状態(充電完了後すぐの状態)での保管。
– 電池残量なしの状態(本製品の電源が入らないほど消費している状態)での保管。
なお、保管に適した電池残量の目安は40パーセント程度です。
満充電のまま置くのも、空のまま置くのもよくない、ということです。この記載はこの機種についてのものですが、電池のもちを気にする方は、契約先やメーカーの案内も見てみてください。
使っているうちに本体がふくらんでくることがあります。上と同じ取扱説明書は、これについて次のように書いています。
「利用条件によっては電池パックの消耗にともない膨らむ場合があります。これはリチウムイオンポリマー電池の特性であり、安全上問題ありませんが、利用を停止し、サポートセンターへご連絡ください。」
⚠ 「安全上問題ありません」だけを取り出さないでください。同じ文が、続けて利用を停止してサポートセンターへ連絡することを求めています。同じ説明書は、電池パックの取り付け・取り外しを無理に行わないよう求めています。
そのポケット型Wi-Fiは借り物ではないか|SIMカードも返すことがある

ここがいちばん先に確かめたいところです。同じ「ポケット型Wi-Fi」でも、買った端末と、借りている端末があります。そして両者で、やることが正反対になります。
買い取り型の例として、UQ WiMAXは機種変更後の端末についてこう案内しています。
ご利用の端末は、お客様にてご購入いただいた商品となりますので、ご不要な場合はお客様に廃棄をお願いしております。
一方、レンタル型では返すのが前提です。しかも、返さなかったときの金額が決められています。ZEUS WiFiの解約案内は「解約時には端末の返却が必要」としたうえで、返却期日を過ぎた場合や返却物に欠品がある場合は、端末損害金として19,800円(不課税)を請求することがある、としています。
⚠ ここで見落としやすいのが「返却物に欠品」という言い方です。返すのは本体だけとは限りません。実際、事業者ごとに返す物の範囲が違います。
| 事業者 | 返す物として案内されているもの |
|---|---|
| ZEUS WiFi | 本体とUSBケーブル |
| MONSTER MOBILE | 機器本体および付属のケーブル |
| どんなときもWiFi | 端末と個装箱 |
| NETAGE | WiFiルーター本体、ACアダプター、USBケーブルなど |
いずれも各社の利用規約や解約案内に書かれているものです(ZEUS WiFi の「端末一式」は、初期契約解除の案内にある定義です)。
箱を返す会社もあれば、ケーブルだけの会社もあります。「たぶん本体だけでいい」で送ると、欠品として損害金の対象になりえます。契約先の案内を見るのが確実です。
そして、SIMカードです。NETAGEのレンタル利用規約は、借りている物の中にSIMカードを含めています。
「貸与機器」とは、本サービスを利用するためのデータ通信機器、その付属品類、USIMカードなどの必要機器類をいい、契約者端末は含まれません。
同じ規約の弁償金の一覧には、ACアダプターやUSBケーブルと並んで、SIMカードにも金額が設定されています。つまりSIMカードも、返す物として数えられているということです。
ただし、どの会社でもSIMカードを返す、というわけではありません。楽天モバイルは不要になったSIMカードについて、分別方法に従って破棄するよう案内し、「楽天モバイルショップへの返却は受け付けておりません」と書いています。一方でNTTドコモは、同じページの「お願い」で「ドコモUIMカード/ドコモeSIMカードの所有権は、当社に帰属します。」と、所有権のありかを明記しています(返す必要があるかどうかまでは、ここには書かれていません)。
SIMカードを返すのか、自分で破棄するのかは、会社によって違います。「一般にこうする」と決め打ちできる話ではありません。
ですから、契約先の解約案内を1回見る、が答えになります。
借りているかどうかが分からないときに見る2か所
「これ、買ったんだっけ、借りたんだっけ」が思い出せないことはよくあります。端末の見た目では判断できないので、次の2か所を見てください。
- 契約したときの書類 — 申し込みのときに届いた重要事項説明書や契約内容の書面です。端末が貸与か販売かは、ここに書かれています
- 契約先の会員ページ — 契約内容を確認できるページに、端末の扱いや解約時の返却について案内があります
目安として、端末代金を分割や一括で支払った覚えがあれば買い取り、月額料金だけを払っていたなら借り物の可能性が高いと考えられます。ただしこれは目安なので、上の2か所で確かめてください。
契約先が思い出せないときに辿るところ
「そもそも、どこと契約していたんだっけ」が思い出せないこともあります。そうなると「借りているかどうかが分からないときに見る2か所」にもたどり着けないので、先にここから辿ってください。
- 銀行やクレジットカードの明細 — 毎月の引き落としに出ている会社名を見ます。まだ請求が続いているなら、今月の明細に載っています
- 契約したときのメール — 受信箱を「お申し込み」「開通」「ご契約」などで検索します。会員ページのURLが書かれていることもあります
- 端末に貼られたシール — 事業者の名前が入っていることがあります。ただし機種の型番しか書かれていないこともあります
⚠ 型番が分かっても、そこから契約先までは辿れないことがあります。端末を作っているメーカーと、回線を契約した会社は別だからです。
どうしても分からないときは、消費生活センターに相談する道もあります。消費者庁は消費者ホットライン「188」について、「地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口をご案内します」と書いています。
借りていた端末を、返さないまま何年も置いていた。あるいは借り物と気づかずに売ってしまった。どちらも起こりうることです。
この場合も、まずは契約先に連絡してください。上に挙げた各社は、返さなかったときにかかる費用を規約で定めています。その書き方は会社によって違い、「請求することがある」とするところも、「発生します」と言い切るところもあります。実際にどうなるかは契約ごとに違うので、この記事では書けません。
⚠ ただし、連絡する前に、回線契約が残っていないかを先に確かめてください。端末の話より、毎月の料金が止まっているかどうかのほうが先です。
ポケット型Wi-Fiに残っているものを消す|SIMカードを抜いてから初期化

手放す前にやることは、上のIoTセキュリティガイドラインの4番目のルールにも書かれています。
機器を捨てる、売る、貸し出すなど、機器を手放す場合は、機器に記憶されている情報の削除を行わないと、自分や家族等の利用者情報が漏洩する恐れがあります。
ポケット型Wi-Fiの場合、消す先が2か所あります。SIMカードと、端末本体です。順番はSIMカードを抜いてから、端末を初期化するのが分かりやすいでしょう。
まず、SIMカードが抜ける機種かどうか

「SIMカードを抜く」と書きましたが、これは全部の機種に当てはまるわけではありません。自分で抜くカードが無い機種があります。
| 型 | どんな状態か | やること |
|---|---|---|
| 物理SIM | 小さなカードが本体に挿さっている | 抜く |
| eSIM | 本体に組み込まれていて、抜けない | 設定から消す(下記の順番に注意) |
| クラウドSIM | 自分でカードを入れない仕組み | 自分で入れたカードが無いので、抜く作業はない |
eSIMについて、NTTドコモは「eSIMは本体から取り外すことはできません。」と書いています。クラウドSIMのほうは、どんなときもWiFiが「どんなときもWiFiの端末はSIMカードを入れなくても通信ができるクラウドSIM環境の端末です」と説明しています。
自分の端末がどれなのかは、カードの入れ口が本体にあるかを見るのが早い方法です(機種によって、裏ぶたの中にあったり、側面のトレイだったりします)。借りている端末の場合は、無理に開けないでください。返す物に傷が付くと、損害金の話になりかねません。判断が付かなければ契約先に聞くのが確実です。
SIMカードに入っているのは契約者の情報
そもそも、なぜSIMカードだけ別扱いなのでしょうか。中身が端末とは違うからです。
NTTドコモは、通信サービスの利用には「お客さまの電話番号や契約情報が記録された「SIM」が必要です」と書いています。
データ通信だけのポケット型Wi-Fiでも、カードが契約と結び付いている点は同じです。NETAGEの規約には、契約とカードが1対1で結び付いていることが書かれています。
当社は、貸与機器1ごとに1の本サービス契約を締結し、契約識別番号情報を記録したUSIMカード1枚を割り当てるものとします。
つまりSIMカードは、その契約が誰のものかを示す身分証にあたります。自分の端末を売ったり下取りに出したりするときは、SIMカードを入れたままにしないでください。スマートフォンの下取りについての案内ですが、楽天モバイルはスマホ下取りサービスのよくある質問でこう書いています。
SIMカードは同梱せず下取り希望製品本体のみ配達員へお渡しください。SIMカードやSDカード等の下取り製品以外のものをご送付された場合、当社で破棄させていただきます。
取り出したあとの扱いは、契約先によって分かれます。返すよう定めている会社もあれば、自分で破棄するよう案内する会社もあります。ここは自分で決めず、契約先の案内に従ってください。
端末に残るのはWi-Fiのパスワードとつないだ機器の一覧
SIMカードを抜いても、端末のほうには設定が残ります。何が残るのかは、機種の取扱説明書を見ると分かります。先ほどのFS030Wの場合、設定画面に次のものがあります。
| 残っているもの | 見られると何が分かるか |
|---|---|
| Wi-Fiの名前(SSID)とセキュリティキー | この機器のWi-Fiに入るための情報 |
| 設定画面のログインパスワード | 設定を書き換えるための情報 |
| 接続機器情報 | つないだ機器の名前・IPアドレス・MACアドレス・接続時間 |
| プロファイル(接続用の設定) | どの回線につないでいたかの設定 |
見落とされやすいのが接続機器情報です。取扱説明書によれば、ここには「接続機器名」のほか、機器ごとのMACアドレスや接続時間まで表示されます。家族のスマートフォンに付けた名前が、そのまま並んでいることもあります。
これらを消すのが初期化(工場出荷設定に戻す操作)です。FS030Wの取扱説明書には、設定画面の「初期化」ボタンを押すと「端末の設定が初期値にもどります」と書かれています。
⚠ ここで、取扱説明書の書き方に注意が要ります。同じ箇所には「初期化前に必ず設定の保存をおこなってください」とも書かれていますが、これは使い続ける人に向けた案内です。手放すために消すのですから、控えを取って戻す必要はありません。この考え方はルーターの設定の保存・復元でも同じです。
その設定画面は、パソコンやスマートフォンをその端末のWi-Fiにつないでから、ブラウザにアドレスを打って開きます。FS030Wの取扱説明書は、次のように書いています。
1. 本製品とパソコンなどの機器を無線LAN接続します。
2. 無線LAN機器のWebブラウザを起動し、アドレス欄に「http://192.168.100.1/」と入力するとログイン画面が表示されます。
3. パスワード欄にパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
⚠ このアドレスは機種によって違います。自分の機種の説明書か、本体のシールを見てください。ログインのパスワードが分からないときは、ルーターの管理者パスワードに探し方をまとめています。
初期化の操作は機種ごとに違います。ボタンの押し方や、初期化できたかの確かめ方はWi-Fiルーターの処分で扱っているので、そちらを参考にしてください。
ポケット型Wi-Fiを処分しても、回線契約は解約されない

最後がいちばん大事なところです。ここまでの作業をすべて終えても、契約は自動では終わりません。
IIJmioの案内にあったとおり、SIMカードを返しただけでは解約にならない会社があります。月額制の契約なら、契約が続いているあいだは毎月の料金も止まりません。
端末側の操作でも同じです。NTTドコモは、eSIMの取扱い上の注意にこう書いています。
eSIM対応機種の設定メニューからeSIMを初期化しても、回線契約は解約されません。
端末を初期化しても、SIMを抜いても、捨てても、契約は生きたままです。解約は、契約先が定める手続きで別に行う必要があります。
⚠ 手続きの形は会社によって違います。たとえばNETAGEの規約は、合意解約の条項で「本サービス会員は、当社に対し、貸与端末を返却することで、返却発送日を解約とします」と、返却そのものを解約の申し出として扱うと定めています。
ただし同じ条は、返却の発送日の記録が残る宅配業者を使うこと、記録がなければ消印の日や追跡の受付日が解約日になることまで定めています。返し方によって、料金が止まる日が変わるということです。
返却が解約になる会社ですら、端末を送るという行為と、契約が終わる日は別々に決まっています。どちらにしても、契約先の案内を確かめるのが先です。
すでに端末を売ったり捨てたりしたあとで請求に気づいた場合も、やることは変わりません。契約先に解約を申し込むことです。端末が手元に無いときにどうなるかは契約先によって違いますが、解約の申し込みそのものは、端末とは別に行うものです。
もうひとつ、端末を分割払いで買った場合の話があります。回線の解約とは別に、端末代の支払い(残債)が残っていることがあります。
UQ mobile は、解約した端末の分割支払い残額を一括で清算する手続きを案内しています。スマートフォンについての案内ですが、端末代の分割が、回線の解約後も残りうることが分かります。
残っているかどうかは、契約先の会員ページで確かめられます。人に譲るときも、支払いを終えてからのほうが安全です。解約するときに端末代の残りがどうなるかは、解約で請求できるお金と上限の決まり方にまとめています。
そして、この作業には順番があります。事業者の案内が、それぞれ順番を指定しているからです。
| 対象 | 案内されている順番 | 案内している会社 |
|---|---|---|
| eSIMの初期化 | 譲渡・中古販売のために解約するときは、解約より前に行う | NTTドコモ |
| SIMカードの破棄 | 解約手続きのあとに行う | 楽天モバイル |
| レンタル端末の返却 | 解約の申請のあとに送る | MONSTER MOBILE |
eSIMだけ順番が逆になっているのは、消し忘れたまま解約すると困ることがあるからです。ドコモは、譲渡や中古販売のために解約する場合の注意として、初期化しない状態で解約すると「解約後の端末でお客さまの電話番号が表示される可能性があります」と書いています。
⚠ この例そのものは、電話番号を持つ契約についてのものです。データ通信だけのポケット型Wi-Fiでは電話番号がないことも多いので、同じ表示が出るとは限りません。消し忘れたまま解約すると、あとから消しにくくなるという点が、ここで見ておきたいところです。
なお、eSIMそのものの扱い——消しても契約が残ること、消したあとに戻せるかどうか、そしてこの順番が会社によって分かれることは、別の記事にまとめました。
契約先の案内が最優先ですが、それが見当たらないときは、次の順で進めると大きく外れません。すぐに処分しないなら、この前に電源を切っておいてください。
- 借り物かどうかを確かめる(借り物なら、以降は契約先の案内どおりに進める)
- eSIMの機種なら、解約より前に設定から消す
- 解約を申し込む
- 解約の手続きが完了したら、物理SIMを抜き、契約先の案内に従って返すか破棄する
- 端末を初期化する
- 端末を返すか、処分する
なお、契約したばかりで「やっぱりやめたい」という場合は、通常の解約とは別の制度があります。条件と費用は初期契約解除で扱っています。
まとめ
この記事では、ポケット型Wi-Fiを手放すときにやることを、順番に沿って解説しました。
- 手元にあるのは端末・SIMカード・回線契約の3つで、どれか1つを片づけても、残りが片づくとは限らない
- すぐ処分しないなら電源を切る。コンセントが無いので、抜くのではなく電源ボタンで切る
- その端末が借り物かどうかを先に確かめる。返す物の範囲は会社によって違い、SIMカードを含む会社もある
- SIMカードは抜ける機種と抜けない機種がある。端末側には接続機器の一覧まで残るので初期化する
- 解約は別に行うのが基本。端末を捨てても契約は終わらず、SIMカードを返しただけでは解約にならない会社もある。逆に、端末の返却を解約の申し出として扱う会社もあり、手続きの形は会社によって違う。端末代の分割が残っていることもある
なお、ポケット型Wi-Fiをやめたあとの通信をどうするかは、スマートフォンのテザリングで足りることもあります。
迷ったときは、契約先の解約案内を1回だけ開いてみてください。返す物の範囲も、SIMカードの扱いも、そこに書かれています。
なお、捨てる前に「まだ使えないか」を確かめたい方もいると思います。別の回線につなぎ直せるかどうかは、端末の鍵・事業者の判定・電波の種類の3つで決まります。
逆に、売りに出すことを考えている方は、買う側が何を見ているかを知っておくと、商品説明に書くことが決まります。
参考: SIMカードの返却方法を教えてください。【ギガプラン・mioモバイル・mioプリペイドパック】(IIJmio)
参考: IoTセキュリティガイドライン ver1.0(IoT推進コンソーシアム/総務省/経済産業省・PDF)
参考: 不要になったSIMカードはどうすればよいですか?(楽天モバイル)
参考: 機種変更後、現在利用している端末はどうすればいいですか?(UQ WiMAX)






