停電でWi-Fiと固定電話は使える?止まる機器と電源の備え方

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台風や雷で家の電気が止まったとき、「Wi-Fiが切れた。家の電話は使えるの?」と困ったことはありませんか?

「固定電話は停電でも使えると聞いたけど、うちの電話もそうなのかな…」

実は、停電でインターネットが止まるのは、まず家の中にある機器(ONUやWi-Fiルーター)の電気が切れるからです。家の固定電話が停電中に使えるかどうかは、「どの回線か」と「どの電話機か」の組み合わせで決まります。

この記事では、ITやネットワークに詳しくない方でもわかるように、停電で止まる機器、自分の家の電話の確かめ方、停電が長引いたときに家の外で起きること、電源を足すならどの機器か、そして停電が終わったあとに確かめることを解説します。

先に結論

停電すると、光回線のONUやWi-Fiルーター、ホームルーターはコンセントの電気で動いているので止まります。スマホのモバイル回線は、スマホの電池と近くの基地局が動いていれば使えることが多いです。

NTTの加入電話(メタルの電話線の固定電話)に、電源コードの無い電話機をつないでいれば、停電中も話せる可能性があります。コンセントにつなぐ電話機は、加入電話でも話せないことがあります(機種によります)。ひかり電話などの光回線の電話は、そのままでは話せません。

停電中も使いたいなら、ONU・ひかり電話の機器・Wi-Fiルーター(コンセントにつなぐ電話機なら電話機も)にUPS(無停電電源装置)などをつなぎます。ただし停電が長引くと、電話局や携帯の基地局の予備の電気も尽きることがあります。長い停電には、スマホの充電とモバイルバッテリーで備えます。

いま停電しているなら

家のWi-Fiは(UPSなどをつないでいなければ)使えないので、スマホのモバイル回線を使います(「スマホのモバイル回線は、停電中も使えることが多い」で扱います)。

119番は、携帯電話か公衆電話からかけます。横浜市消防局は、どちらも停電中に利用できる可能性がある電話に挙げています(停電時の119番通報(横浜市))。

大きな災害のときにNTTの災害用伝言ダイヤル「171」が提供されていれば、家族と声の伝言を残し合えます(災害用伝言ダイヤル(NTT東日本・PDF))。

停電の状況は、電力会社の停電情報で確かめます。東京電力は、停電の状況を同社のホームページの「停電情報」で確かめるよう案内しています(電気がつかないときは?(東京電力ホールディングス))。

停電でWi-Fiが止まるのは、家の中の機器に電源が要るから

停電で止まるのは家の中の機器だと示す図。タイトルは「停電で止まるのは、家の中の機器」。左から「光コンセント」「ONU」「Wi-Fiルーター」「スマホ・パソコン」が横に並び、光コンセントからONUへ水色の線、ONUからWi-Fiルーターへ紺の線がつながり、ルーターからスマホとパソコンへ電波の印が出ている。ONUとWi-Fiルーターからは電源コードが下に伸びてそれぞれコンセントに差さっており、その下に「コンセントの電気で動く」とある。

光回線でインターネットを使っている家では、壁の光コンセントから順に、ONU(光回線終端装置)、Wi-Fiルーター、スマホやパソコンがつながっています。ONUは光の信号をパソコンが扱える信号に変える箱で、Wi-Fiルーターは家の中の機器に通信を配る箱です。

水道にたとえると、ONUとWi-Fiルーターは家の中のポンプのようなものです。外の水道管(回線)に水が来ていても、ポンプの電気が止まれば蛇口から水は出ません。

ONUとWi-Fiルーターは、コンセントの電気で動いている

ONUもWi-Fiルーターも、家のコンセントから電気をとって動いています。NTT東日本は2011年の計画停電のとき、フレッツ光やひかり電話について「通信端末側が商用電源(100V)を必要とするため使用できなくなります」と案内していました(停電時における電気通信サービスへの影響について(NTT東日本・PDF))。

NTT西日本も2017年の停電の案内で、家に給電の設備がない場合は、停電中にフレッツ光が使えなくなるとしています(停電による通信サービスへの影響について(NTT西日本・PDF))。

工事なしでコンセントにつなぐだけのホームルーターも同じです。ドコモの home 5G は「コンセントに挿すだけ」で使える機器として案内されています(home 5G(ホームルーター/家庭用Wi-Fi)(NTTドコモ))。コンセントの電気で動く以上、家の電気が止まれば一緒に止まります。

スマホのモバイル回線は、停電中も使えることが多い

スマホは本体の電池で動き、電波は家の外の基地局から届きます。そのため家が停電しても、スマホのモバイル回線(4G・5G)はそのまま使えることが多いです。

横浜市消防局も、停電時の119番通報の案内で、携帯電話は「利用できます。ただし、周辺の基地局等に障害が発生した場合はつながらなくなる可能性があります。」と書いています(停電時の119番通報(横浜市))。基地局のことは「停電が長引くと、家の外の設備も止まることがある」で扱います。

持ち歩くモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)も電池で動くので、スマホと同じく電池と基地局しだいです。パソコンをつなぎたいときは、スマホのテザリングも使えます。ただし、テザリング中のスマホはふだんより早く電池が減るので、停電中は必要なときだけにします。

家の固定電話が停電中に使えるかは、回線と電話機の組み合わせで決まる

家の電話の3つの組み合わせを並べた図。タイトルは「家の電話は、回線と電話機の組み合わせで決まる」。左は壁の電話の差し込み口から線1本で電話機につながる形で「加入電話+電源コードなし」「停電中も話せる可能性」。中央は差し込み口からコードレス電話機の親機につながり、親機の電源コードがコンセントに差さっている形で「加入電話+コンセント」「話せないことがある」。右は「ONU」と「ひかり電話の機器」がそれぞれコンセントにつながり、その下に電話機がある形で「ひかり電話」「そのままでは話せない」。

「固定電話は停電でも使える」と「固定電話は停電で使えない」は、どちらも半分だけ当たっている言い方です。総務省は2015年の資料で、固定電話・IP電話は停電時「加入電話の一部を除いて利用できなくなります」としています(停電時の固定電話・IP電話の利用について(総務省・PDF))。

この「一部」に入るかどうかを決めるのが、回線と電話機の組み合わせです。

加入電話に電源の要らない電話機なら、停電中も話せる可能性がある

NTTの加入電話は、メタル(銅線)の電話線を使う昔ながらの固定電話です。この電話線には、電話局の側から通話のための電気も届いています。NTT東日本は2011年の案内で、加入電話では通話のための電力が電話局の側から電話機に供給されるので、コンセントの電気を使わない電話機なら通話できると説明していました(停電時における電気通信サービスへの影響について(NTT東日本・PDF))。

いまの自治体の案内も同じ形です。横浜市消防局は、停電中に利用できる可能性がある電話として「黒電話等のアナログ電話」と「停電対応の電話機(留守番応答機能等の無い単機能電話機等)」を挙げています(停電時の119番通報(横浜市))。

コンセントにつなぐ電話機は、加入電話でも話せないことがある

回線が加入電話でも、電話機がコンセントの電気で動いていれば話は別です。横浜市消防局は「商用電源(コンセント)に常時つないでいる電話機は基本的に利用できなくなります」とし、その中に「コンセントから商用電源を使用する加入電話」を入れています(停電時の119番通報(横浜市))。

NTT西日本も、コンセントにつないで使う電話(コードレスホン、FAXなど)は、停電中に「ご利用いただけない場合がございます」と案内しています(停電による通信サービスへの影響について(NTT西日本・PDF))。

ただ、話せるかどうかは機種で違います。総務省も「電話機の仕様によっては、停電しても内蔵電池等によりダイヤル発信が可能なものもあります」としています(停電時の固定電話・IP電話の利用について(総務省・PDF))。

たとえば、コードレスの電話機でも、親機に別売りの電池パックを入れておけば、停電中に約1時間話せる機種があります(便利機能 | 特長 デジタルコードレス電話機 VE-GD58DL(パナソニック))。これも回線が加入電話のときの話で、光回線などで親機がほかの機器につながっている場合は「停電のときに接続機器が動作しないため、簡易停電通話ができません」と書かれています。

コードレスの子機は電池で動いていますが、同じページは、親機の電池がなくなると「受話子機・子機の電池が残っていても受話子機・子機での通話もできません」としています(便利機能 | 特長 デジタルコードレス電話機 VE-GD58DL(パナソニック))。子機だけでは話せず、親機が動いていることが前提です。

ひかり電話・光回線電話・ワイヤレス固定電話は、回線の機器にも電源が要る

光回線を使う電話(ひかり電話などのIP電話)は、電話機の手前にONUとひかり電話の機器(ホームゲートウェイなど)があり、その電気で通話しています。NTT西日本は、停電時は「ひかり電話」を使えないとしたうえで、「別途、お客さまにて無停電電源装置(UPS)をご用意の上、ひかり電話対応機器・回線終端装置(ONU)・電話機などを接続することでご利用可能となります」と案内しています(フレッツ光「ひかり電話」の留意事項(NTT西日本))。

NTTの加入電話が2035年頃までに移る先も、どれも電源が要ります。光回線電話について、NTT東日本は停電時は緊急通報を含めて通話できないとし、UPSなどを使えば一定時間話せる場合があるとしています(光回線電話|ご利用上の注意(NTT東日本))。携帯電話の電波を使うワイヤレス固定電話は、停電時には市販のモバイルバッテリーが必要で、無いと使えません(ワイヤレス固定電話(NTT西日本)/ワイヤレス固定電話|ご利用上の注意(NTT東日本))。

ここまでを表にまとめます。

回線電話機停電中
加入電話(メタルの電話線)電源コードの無い電話機(黒電話・単機能の電話機など)話せる可能性がある
加入電話(メタルの電話線)コンセントにつなぐ電話機(コードレスの親機・FAX複合機など)話せないことがある(機種による。電池パックで短い時間だけ話せる機種もある)
ひかり電話・光回線電話どの電話機でもそのままでは話せない(ONUとひかり電話の機器、コンセントにつなぐ電話機ならその電話機にもUPSなどをつなげば、一定時間話せる場合がある)
ワイヤレス固定電話どの電話機でも市販のモバイルバッテリーが無いと話せない

自分の家の電話を、停電の前に確かめておく

まず、電話機のコードをたどります。電話機が壁の差し込み口(モジュラージャック)に直接つながっていれば、加入電話の可能性があります。あいだにONUやひかり電話の機器があれば、光回線の電話です。箱の見分け方はONUの記事で扱っています。

電話機が壁に直接つながって見えても、家のどこかにONUやひかり電話の機器があるなら、契約で確かめます。NTT西日本は、加入電話の契約内容は「契約時の書類、請求書のご利用料金の内訳」やマイページで確かめられると案内しています(メタル回線から光回線/モバイル回線へのサービス移行よくあるご質問(NTT西日本))。

加入電話なら、停電の前に電話機の電源コードを抜いて試します。総務省は「平常時に電源コードを抜いても「ツー」という音が聞けてダイヤル発信が可能かどうか、試してみることをお奨めします」としています(停電時の固定電話・IP電話の利用について(総務省・PDF))。

光回線の電話では、この試し方で分かるのは電話機のことだけです。電話機の電源コードを抜いても、ONUやひかり電話の機器にはコンセントの電気が来ているので、停電と同じ状態にはなりません。

停電中に119番が必要になったら、携帯電話か、この試しで使えると確かめた電話からかけます。横浜市消防局によると、停電が起きても横浜市の消防司令センターは非常用電源で運用を続けられます(停電時の119番通報(横浜市))。同じ案内は、公衆電話も利用できる可能性がある電話に挙げています。

2035年頃までの移行で何が変わるのか、電話線につないだ警備やFAXの機器はどうなるのかは、こちらで解説しています。

停電が長引くと、家の外の設備も止まることがある

家の外の設備も電気で動いていることを示す図。タイトルは「停電が長引くと、家の外の電気も尽きることがある」。左の「家」から線が「電話局(通信ビル)」の建物へつながり、建物の横に電池と発電機があって「蓄電池・発電機で動く」とある。右には「携帯の基地局」の鉄塔があり、根元に電池があって「バッテリーで動く」とある。

家の機器に電源を足しても、それだけで安心とは限りません。電話もインターネットも、家の外の電話局(通信ビル)や携帯の基地局を通っていて、そこも電気で動いているからです。

通信の会社の設備は、電気が止まっても通信が止まらないよう、自家用の発電機や蓄電池などを備えることが国の決まりになっています(事業用電気通信設備規則(e-Gov 法令検索)の第十一条)。ただ、その電気にも限りがあります。

電話局の非常用の電気は、停電が長引くと尽きることがある

NTT西日本は2024年の台風10号のとき、通信ビルの蓄電池や発動発電機に加えて、移動電源車なども使って通信を続けていると発表しました。そのうえで「今後、商用電源が復旧せず非常用電力も枯渇した場合、電話やインターネット等の通信サービスが、お客さまによりご利用いただけなくなる可能性があります。」と書いています(令和6年台風第10号による通信サービスへの影響について(NTT西日本・PDF))。

同じ年の能登半島地震では、非常用の電気が尽きて通信サービスが使えなくなったエリアが、石川県の一部に出ています(令和6年能登半島地震による石川県の一部エリアにおける通信サービスがご利用できない状況について(NTT西日本・PDF))。

電話局の電気が尽きると、家のONUやルーターが動いていても、その先がつながりません。NTT西日本の案内は「電話やインターネット等」と書いており、電源の要らない電話機で加入電話を使っている家も同じです。家の機器の電源と、家の外の設備の電源は別のものです。

携帯の基地局も、予備の電気が持つ時間は局によって違う

ソフトバンクは、多くの基地局のバッテリーについて「数時間から十数時間は持ちこたえますが、停電が長引けば停止してしまいます」と説明しています。都道府県庁などの重要な拠点向けには、24時間以上(最長72時間)電気を送れるバッテリーや発電機を置いているとしています(災害時につながらないのはなぜ? モバイルネットワークを支える「見えないインフラ」の仕組み(ワイモバイル))。

NTTドコモも、基地局は原則すべて予備の電源を備え、都道府県庁や市区町村役場などのある重要なエリアの約1,900局では、エンジン発電機か24時間以上持つバッテリーを用意したとしています(NTTドコモの災害対策(NTTドコモ・PDF))。

つまり、停電が短いうちはスマホが使えることが多くても、長引くほど近くの基地局が止まり、スマホもつながりにくくなることがあります。何時間で止まるかは、局と会社によって違います。

停電中もWi-Fiと電話を使うなら、電源を足す機器を決める

停電の長さで備え方を分けることを示す図。タイトルは「停電の長さで、備え方を分ける」。左に「短い停電:家の機器に電源を足す」として、「UPS」から「ONU」と「Wi-Fiルーター」へ電源のコードがつながっている。右に「長い停電:スマホと電池で備える」として、「スマホ」と「モバイルバッテリー」がコードでつながっている。

短い停電には、家の機器に電源を足す手が効きます。長い停電では家の外の設備も止まることがあるので、スマホと電池で備えます。停電の長さで、打ち手を分けて考えます。

短い停電には、ONU・Wi-FiルーターなどにUPSをつなぐ

停電中もWi-Fiを使いたいなら、ONUとWi-Fiルーターの両方に電気が要ります。片方だけでは、もう片方で止まってしまいます。

ひかり電話も使いたいなら、NTT西日本の案内のとおり、ひかり電話の機器(ホームゲートウェイなど)・ONU・電話機をUPSにつなぎます(フレッツ光「ひかり電話」の留意事項(NTT西日本))。ONUとルーターの機能が1台にまとまった機器なら、その1台です。

UPS(無停電電源装置)は、電気が突然切れても、バッテリーからの電気を受けられるようにする装置です。東京電力も、停電が予定されているときの注意として、パソコンなどの備えにUPSを挙げています(電気がつかないときは?(東京電力ホールディングス))。

UPS・ポータブル電源で何時間持つかは、消費電力とメーカーの目安で見積もる

持つ時間は、バッテリーの大きさと、つないだ機器が使う電気(消費電力・W)の合計で決まります。オムロンはUPSの機種ごとに、つなぐ機器の消費電力の合計に応じたバックアップ時間の目安を表にしています(バックアップ時間の目安(オムロン・PDF))。

たとえば小型の機種のBY50Sは、つなぐ機器の合計が20Wなら約90分、50Wなら約40分です(周囲温度25℃・バッテリーが新しい状態での参考値)。つなぐ機器を減らすほど長く持ちます。20Wや50Wは表の読み方の例で、家の機器を測った値ではありません。

ポータブル電源(コンセントの付いた大きな充電池)なら、Ankerは「使用時間 (h) = ポータブル電源の容量 (Wh) × 80% ÷ 家電の消費電力 (W)」という目安の式を示しています(2000Wh帯の大型ポータブル電源で使える家電は?(Anker Japan))。たとえば容量500Whで、つないだ機器の合計が20Wなら、500×0.8÷20=20時間が目安です(数字は計算の例です)。

つなぐ機器の消費電力は、それぞれの取扱説明書などの仕様で確かめてから足し合わせます。

長い停電には、スマホとモバイルバッテリーで備える

長い停電に備えるなら、スマホをこまめに充電し、モバイルバッテリーを用意しておくほうが確かです。広島市消防局も、緊急時に備えて「携帯電話の充電をこまめに行って下さい」とし、電池式の充電器を用意することも挙げています(停電時の119番通報(広島市))。

家族との連絡には、災害用伝言ダイヤル「171」も使えます(災害用伝言ダイヤル(NTT東日本・PDF))。大規模な災害のときには、通信会社などが公衆Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を無料で開放することもあります(災害対策への取り組み(KDDI))。公衆Wi-Fiを使うときの注意は公衆Wi-Fiの記事で扱っています。

停電が終わったあとに確かめること

電気が戻っても、すぐにはつながらないことがあります。NTT西日本は、家で停電が起きた場合、復電後に電話やインターネットが一時的に使えないときは「通信機器等の再起動か電源のON/OFFをお試しください」と案内しています(令和6年台風第10号による通信サービスへの影響について(NTT西日本・PDF))。電源を入れ直すときの順番は、ONUの記事で扱っています。

バッファローは、同社のルーターで停電のあとにつながらない原因として、ルーターが回線の種類を判別し終える前にアクセスしていることや、回線の側がまだ通信できない状態であることを挙げています(停電復旧後インターネットに接続できません(バッファロー))。マンションで、壁のLANの差し込み口に直接つないでも通信できないときは、管理会社へ問い合わせるよう案内しています。

ひかり電話は、停電が回復したあと、ひかり電話の機器の確認や操作が必要になる場合があるとNTT西日本は書いています(フレッツ光「ひかり電話」の留意事項(NTT西日本))。加入電話も、総務省は、停電が復旧しても電話が通じないときは電話機の電源の抜き差しを試すよう案内しています(停電時の固定電話・IP電話の利用について(総務省・PDF))。

停電のあとにユーザー名とパスワードを求められる、接続のエラーが出る、というときは、こちらで原因と直し方を解説しています。

まとめ

この記事では、停電で止まる家の中の機器、家の固定電話が停電中に使えるかの確かめ方、停電が長引いたときに家の外で起きること、電源の足し方、停電のあとに確かめることを解説しました。

  • 停電でまず止まるのは、家の中のONU・Wi-Fiルーター・ホームルーター。スマホのモバイル回線は、電池と近くの基地局が動いていれば使えることが多い
  • 加入電話に電源コードの無い電話機なら、停電中も話せる可能性がある。コンセントにつなぐ電話機(コードレスの親機・FAX複合機など)は、加入電話でも話せないことがある(機種による)
  • ひかり電話・光回線電話はONUとひかり電話の機器に、ワイヤレス固定電話はモバイルバッテリーに電気が要る
  • 加入電話なら、停電の前に電話機の電源コードを抜いて「ツー」が聞こえるかを試しておく。光回線の電話は、この試し方では確かめられない
  • 停電中も使うなら、ONU・ひかり電話の機器・Wi-Fiルーター(コンセントにつなぐ電話機なら電話機も)にUPSなどをつなぐ。持つ時間は、つなぐ機器の消費電力の合計と、メーカーの目安で見積もる
  • 停電が長引くと、電話局や携帯の基地局の予備の電気も尽きることがある。長い停電には、スマホの充電とモバイルバッテリーで備える

停電の前に一度、電話機のコードをたどって、自分の家の電話がどの組み合わせかを確かめておくだけでも、いざというときに迷わずに済みます。

参考: 停電時の固定電話・IP電話の利用について(総務省・PDF)

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