インターネットを使うのに欠かせない「ルーター」。
でも、「なんだか難しそう」「何をする機械なの?」と感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、ルーターは私たちの毎日のネット生活を支える大切な機器なんです。
スマートフォンでSNSを楽しんだり、パソコンでネットショッピングをしたり…。
そんな当たり前の日常も、実はルーターがあってこそ。
この記事では、ルーターの役割や仕組みを、専門用語をできるだけ使わず、わかりやすく解説していきます。
目次
ルーターを簡単に説明すると

ルーターとは、インターネット回線と、自宅のスマホやパソコンなどの端末を繋ぐための機器です。
簡単に言えば、ルーターはデータの「交通整理係」のような存在です。
インターネットから届いた情報を適切な端末(スマホやパソコンなど)に振り分け、逆に各端末からの通信要求をインターネットへと送り出します。
ルーターの少し詳しい説明

ルーターについて、もう少し詳しく説明します。(ネットワーク初心者の方は読み飛ばしていただいて問題ありません)
ルーターとは、異なるネットワーク間でパケットを中継し、宛先アドレスに基づいて適切なネットワークにパケットを振り分ける役割を持つネットワーク機器です。
ルーターの特徴について説明していきます。
異なるネットワーク間の通信を実現する
ルーターの主な役割は、異なるネットワークに接続されたホスト間で、データ(パケット)をやり取りできるようにすることです。
例えば、家庭内のネットワークとインターネットのような異なるネットワークを接続します。
ルーティング(経路制御)を行う
パケットが異なるネットワークを通過して最終的な宛先に届くためには、どの経路を通るべきかを判断する必要があります。
この作業をルーティングと呼び、ルーターが行います。
ルーティングテーブルを使用する
ルーティングを行うために、ルーターは「ルーティングテーブル」と呼ばれる、宛先アドレスへの経路情報が記録された案内板のようなものを使用します。
最適な経路を選択する
ルーティングテーブルに基づいて、ルーターは通常、宛先まで最も効率の良い経路(経由するネットワークが少ない経路など)を選択します。
インターネットの中継網の一部
インターネットは、相互に接続された大小さまざまなネットワークで構成されており、ルーターはこれらのネットワークを繋ぐ中継網として機能しています。
ルーターの種類

ルーターには、主に以下の3つの種類があります。
無線LANルーター
無線LANルーターは、Wi-Fiを使ってインターネットに接続するためのルーターです。
スマホやタブレット、ノートパソコンなど、ケーブルを使わずにインターネットに接続したい時に便利です。
家の中であれば、どこでも自由にインターネットが使えるので、快適なネットライフを送れます。
最近では、ほとんどの家庭で無線LANルーターが使われています。
有線LANルーター
有線LANルーターは、LANケーブルを使ってインターネットに接続するためのルーターです。
デスクトップパソコンなど、安定した高速通信が必要な機器に適しています。
無線LANに比べて通信速度が速く、安定しているため、オンラインゲームや動画視聴に最適です。
無線LANルーターに比べてセキュリティ面でも優れています。
モバイルルーター
モバイルルーターは、SIMカードを使ってインターネットに接続するためのルーターです。
外出先でも、スマホやパソコンをインターネットに接続したい時に役立ちます。
カフェや新幹線など、Wi-Fi環境がない場所でもインターネットが使えるので、とても便利です。
コンパクトで持ち運びやすく、バッテリー内蔵なので電源がない場所でも使用できます。
ルーターの選び方

ルーターを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
通信速度
インターネット回線の速度に対応したルーターを選びましょう。
Wi-Fi
Wi-Fi対応機器がある場合は、無線LANルーターを選びましょう。
セキュリティ
セキュリティ機能が充実したルーターを選びましょう。
価格
予算に合わせて、適切な価格のルーターを選びましょう。
設置場所
設置場所の広さや環境に合わせて、適切なルーターを選びましょう。
まとめ
この記事では、ルーターの役割、種類、選び方について解説しました。
ルーターは、快適なインターネットライフを送るために欠かせない機器です。
この記事を参考に、自分にぴったりのルーターを選んで、快適なインターネット環境を手に入れましょう。