ネットワーク機器について勉強しようと思ったものの、似たような名前の機器がたくさんあって困っていませんか?
特に「ブリッジ」と「リピータ」は、どちらもネットワークを「つなぐ」機器なので、混乱しやすいものです。
「え?この2つって同じようなものじゃないの?」「違いがあるなんて知らなかった!」という方も多いのではないでしょうか。
実は、この2つの機器には明確な違いがあり、それぞれ異なる目的で使用されています。
この記事では、ネットワークの世界で重要な役割を果たすブリッジとリピータについて、専門用語をできるだけ使わずに、わかりやすく解説していきます。
目次
ブリッジとリピータの基本的な役割

ブリッジとリピータの基本的な役割は次の通りです。
異なるネットワーク同士を接続し、データをやり取りする機器。
ネットワークの信号を増幅し、通信距離を延長する機器。
ブリッジとリピータの違いを詳しく見てみよう

ブリッジとリピータの主な違いは以下の通りです。
| 項目 | ブリッジ | リピータ | ルータ |
|---|---|---|---|
| 役割 | ネットワーク同士の接続 | 信号の増幅と距離延長 | ネットワーク同士をつなぎ、通る道を選ぶ |
| 動作する階層 | データリンク層(第2層) | 物理層(第1層) | ネットワーク層(第3層) |
| データ処理 | MACアドレスを見て、適切な宛先にデータを送信 | 信号を増幅するだけ | IPアドレスを見て、別のネットワークへ転送 |
| ネットワーク分割 | 可能 | 不可 | 可能(ブロードキャストも通さない) |
| 通信速度 | 処理に時間がかかるため、速度が低下する場合がある | 有線では速度低下はほとんどない(Wi-Fi中継機では落ちることがある) | 処理は重いが、機器の性能で補っている |
| コスト | 比較的高価 | 比較的安価 | 3つの中では高価 |
ルータも並べたのは、この3つが「どの層まで見て転送するか」で段階的に分かれているからです。信号だけを見るのがリピータ、宛先の機器を見るのがブリッジ、宛先のネットワークまで見るのがルータ、という順番になります。
ブリッジとリピータそれぞれのメリット・デメリット
ブリッジ
- ネットワークを分割して効率化できる。
- セキュリティを高められる。
- 設定が複雑。
- コストが高い。
リピータ
- 簡単に設置できる。
- コストが安い。
- ネットワーク全体のパフォーマンスが低下する可能性がある。
- セキュリティ対策が必要。
ブリッジとリピータはどんな時に使うの?

ブリッジとリピータのそれぞれを、どんな時に使うのかまとめました。
- 大規模なネットワークを分割したい時
- 異なる種類のネットワークを接続したい時
- セキュリティを強化したい時
- 電波が届きにくい場所をカバーしたい時
- ネットワークを単純に拡張したい時
まとめ
この記事では、ネットワーク初心者の方に向けて、ブリッジとリピータの違いをわかりやすく解説しました。
最後に、どちらを買えばいいのかについて触れておきます。いまはどちらも、単体の機器として買う場面がほとんどありません。ブリッジの役割はスイッチングハブに、リピータの役割はWi-Fi中継機に引き継がれているからです。
つまり「どちらを買うか」で迷う必要はなく、目の前の機器がどちらの働きをしているのかを見分けられれば十分です。信号をそのまま送り直しているならリピータ、宛先を見て振り分けているならブリッジの働きだと考えてください。
参考: ブリッジ (ネットワーク機器) – Wikipedia
参考: リピータ – Wikipedia





