ルーティングとは? ネットワークの仕組みをわかりやすく解説

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インターネットで、あなたが送信したメッセージやデータは、どのようにして目的地まで届くのでしょうか?

実は、私たちが普段何気なく使っているインターネットの裏側では、「ルーティング」という重要な仕組みが働いています。

スマートフォンでSNSを開いたり、動画を見たり、メールを送信したり。現代の生活に欠かせないインターネット。

でも、あなたの端末から送られたデータが、どうやって相手に届くのか考えたことはありますか?

この記事では、インターネットの世界における「道案内係」とも言える「ルーティング」について、誰にでもわかりやすく解説していきます。

専門用語は極力使わず、身近な例を交えながら説明していきますので、ITの知識がない方も安心してお読みください。

ルーティングとは?

3つの位置ピンが破線で結ばれたイラスト(ルーティングとはの節の扉絵)

ルーティングとは、データがネットワーク上をどのように移動するかを決める道案内のようなものです。

日本のIPアドレスを管理しているJPNICの用語解説では、「ルーティングは「経路制御」とも言い、パケット通信においてパケットを伝達するのに最適なルート(経路)を選択する仕組みです」と説明されています。

例えば、あなたが手紙を送るとき、宛先を書きますよね?

郵便配達員さんは、その宛先を見て、手紙を届けるべき場所へと運びます。

インターネットの世界でも同じように、データが相手に届くためには、正しい経路を通る必要があります。

その経路を決めるのが、ルーティングの役割です。

ルーティングを理解するための3つのポイント

ルーティングを理解するためには、次の3つのポイントを押さえましょう。

  • データは「パケット」と呼ばれる小さな単位に分割されて送られる
  • パケットは、ネットワーク上の様々な機器を経由して相手に届く
  • ルーティングは、パケットを宛先まで届けるための最適な経路を決める

ルーティングの仕組み

トラックが位置ピンをたどって進む破線のイラスト(ルーティングの仕組みの節の扉絵)

インターネットは、世界中の無数のコンピュータがネットワークで繋がった巨大なシステムです。

データは、このネットワーク上を「パケット」と呼ばれる小さな単位に分割されて送られます。

パケットは、宛先までの道のりを、ネットワーク上の様々な機器(ルーターなど)を経由しながら進んでいきます。

この時、それぞれの機器がルーティングテーブルと呼ばれる情報に基づいて、パケットを次の機器へと転送していきます。

ルーティングテーブルは、宛先と、その宛先にパケットを送るための最適な経路が書かれた表のようなものです。

各機器は、このルーティングテーブルを参照することで、パケットを適切な方向へと送り出すことができます。

ルーティングの種類

地図に手で経路を描く人と、画面上に自動で経路が引かれたパソコンを並べたイラスト(静的ルーティングと動的ルーティングの節の扉絵)

ルーティングには、大きく分けて「静的ルーティング」と「動的ルーティング」の2種類があります。

静的ルーティング

静的ルーティングは、管理者が手動でルーティングテーブルを設定する方法です。

小規模なネットワークに向いており、設定が簡単なのが特徴です。

会社のネットワーク管理者が、特定のサーバーへの経路を手動で設定する。

動的ルーティング

動的ルーティングは、ルーター同士が情報を交換し合い、自動的にルーティングテーブルを更新する方法です。

使い分けの理由も、先ほどのJPNICの解説がはっきり書いています。「小規模なLANなら、あらかじめ設定された静的な経路表で十分です」が、「しかしインターネットは時々刻々と変化するので、経路表を動的に変更して最新の状態に保つことが重要になります」規模と変化の速さで選ぶと覚えておけば十分です。

代表的なルーティングプロトコル

動的ルーティングで、ルーター同士が経路の情報をやり取りするときの「話し方の決まり」をルーティングプロトコルといいます。名前を見かけることがあるので、役割だけ挙げておきます。

名前主に使われる場所経路の選び方
RIP小規模な組織の中経由するルーターの数が少ない道
OSPF中〜大規模な組織の中回線の速さを加味した道
BGP組織どうしをつなぐところ(インターネットの背骨)組織ごとの方針にそった道

家庭のルーターでこれらを意識することはありません。「規模が大きくなるほど、選び方が賢くなる」という順番だけ覚えておけば十分です。

大規模なネットワークに向いており、ネットワークの変化に柔軟に対応できるのが特徴です。

インターネットのように、常に変化する大規模なネットワークで、ルーターが自動的に最適な経路を見つけ出す。

ルーティングの重要性

IMPORTANT と押されたスタンプのイラスト(ルーティングの重要性の節の扉絵)

ルーティングは、インターネットを正常に機能させるために非常に重要な役割を担っています。

もしルーティングがなければ、データは宛先に届かず、私たちはインターネットを利用することができません。

ルーティングによって、私たちは世界中の人とコミュニケーションを取ったり、情報を共有したり、様々なサービスを利用することができるのです。

まとめ

この記事では、ルーティングについて、できるだけわかりやすく解説しました。

  • ルーティングとは、データがネットワーク上をどのように移動するかを決める道案内(経路制御)のようなもの。
  • ルーティングテーブルと呼ばれる情報に基づいて、パケットは宛先まで転送される。
  • ルーティングには、静的ルーティングと動的ルーティングの2種類がある。
  • ルーティングは、インターネットを正常に機能させるために非常に重要。

この記事が、ルーティングについて理解を深めるためのお役に立てれば幸いです。

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