インターネットに接続するとき、あなたのパソコンやスマートフォンは、まるで外国へ旅行するときのパスポートのような「案内役」を必要とします。
その「案内役」こそが、デフォルトゲートウェイなのです。
一体何者なのか、不思議に思ったことはありませんか?
この記事では、難しい言葉を使わず、日常の例えを交えながら、デフォルトゲートウェイの正体を明らかにしていきます。
ネットワークは難しいと感じている方も、安心して最後までお読みください。
目次
デフォルトゲートウェイの役割とは?

インターネットを利用する際、あなたのコンピューターは、世界中の様々なコンピューターとデータのやり取りをしています。
その際、データは「パケット」と呼ばれる小さな荷物に分けられて、宛先まで届けられます。
しかし、パケットが宛先までたどり着くには、正しい経路を知る必要があります。
そこで登場するのが「デフォルトゲートウェイ」です。
デフォルトゲートウェイは、あなたのコンピューターが所属するネットワークから、外部ネットワーク(インターネット)へデータを送信する際の、最初の経由地点です。
つまり、インターネットに繋がるための「出口」のような役割を果たしています。
デフォルトゲートウェイをわかりやすく例えると…

例えば、あなたが手紙を海外の友人に送るとします。
手紙をポストに投函すれば、郵便局で宛先を確認し、飛行機や船で海外へ輸送され、最終的に友人の元に届きますよね。
この時、郵便局がデフォルトゲートウェイの役割を果たしています。
あなたが手紙をどこを経由して送ったら良いかわからなくても、郵便局が適切な経路で手紙を届けてくれるのです。
デフォルトゲートウェイを確認する方法

Windowsの場合、コマンドプロンプトで「ipconfig」と入力すると、現在のネットワーク設定情報が表示されます。
その中に「デフォルトゲートウェイ」という項目があり、そこに記載されているIPアドレスが、現在設定されているデフォルトゲートウェイの IP アドレスです。
デフォルトゲートウェイに関するトラブル

デフォルトゲートウェイが正しく機能していないと、インターネットに接続できないなどの問題が発生することがあります。
もしインターネットに接続できない場合は、以下の点を確認してみましょう。
- ルーターの電源が入っているか
- LANケーブルが正しく接続されているか
- デフォルトゲートウェイの設定が正しいか
まとめ
この記事では、デフォルトゲートウェイについて説明しました。
デフォルトゲートウェイは、インターネットに接続するために必要不可欠な存在です。
正しく設定することで、快適なインターネットライフを楽しむことができます。
もし、インターネット接続でトラブルが発生した場合は、デフォルトゲートウェイの設定を確認してみることをおすすめします。