GmailのPOP終了はいつ?プロバイダのメールを使い続ける方法

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プロバイダのメールや、お店の独自ドメインのメールを、いつも Gmail でまとめて読んでいませんか?

「Gmail で他のメールが受け取れなくなるらしい」「プロバイダからお知らせが来たけれど、自分に関係あるのか分からない…」と、不安になっている方も多いはずです。

実は、止まるのは Gmail そのものではありません。止まるのは、Gmail が他のメールを取りに行く機能や、Gmail から他のアドレスで送る機能など、3つの機能です。いまも使えている方の期限は、Google の現在の案内では2027年1月です。

パソコンを使わず、Android のスマホの Gmail アプリだけで読んでいる方も、メールの会社によっては切り替えを案内されています。

この記事では、メールの仕組みに詳しくない方でも進められるように、自分が対象かを設定画面で確かめる方法と、期限までに何を選べばよいかを、受け取るだけか、そのアドレスで送るかで分けて説明します。@nifty・BIGLOBE・So-net の転送の条件の違いや、Android の Gmail アプリについて Google とメールの会社で案内が分かれている点も、それぞれの案内を引いて並べます。

GmailのPOP終了で、2027年1月に止まる3つの機能

郵便受け・ノートパソコン・封筒を横一列に並べた図解。ノートパソコンから左の郵便受けへ向かう矢印と、右の封筒へ向かう矢印に、それぞれ「×」が付いている。上に「2027年1月、ブラウザの Gmail で止まるもの」、郵便受けの下に「取り込み」「POP・Gmailify」、ノートパソコンの下に「ブラウザの Gmail」、封筒の下に「そのアドレスで送る」「[送信元]」と書かれている。

Google はGmail でのサードパーティ メール アカウントのサポートの変更についてで、2027年1月に「[送信元] 機能、Gmailify、POP が完全に削除されます」としています。サードパーティのメールとは、Gmail 以外の会社のメール(プロバイダのメールなど)のことです。

3つとも、パソコンのブラウザで開く Gmail の設定画面で設定する機能です。順番に見ていきます。スマホの Gmail アプリだけで読んでいる方は、「スマホの Gmail アプリで読んでいる人は」から読んでもかまいません。

他のアカウントのメールを確認(POP)とGmailify

1つ目は、Gmail の設定の[他のアカウントのメールを確認]です。プロバイダのメールのアドレスとパスワードを Gmail に預けておくと、Gmail が定期的にプロバイダのサーバーへメールを取りに行き、Gmail の受信トレイに並べてくれます。

このとき使われている取り出し方が、POP(ポップ)です。郵便受けにたとえると、Gmail が代わりにプロバイダの郵便受けまで郵便を取りに行ってくれる仕組みです。

Google は同じページで「Gmail では、POP を使用したサードパーティ アカウントから Gmail アカウントへのメール取得は行われなくなります。」としています。つまり、2027年1月からは、Gmail は取りに行かなくなります。

2つ目の Gmailify(ジーメイリファイ)は、取り込んだ他のメールにも、Gmail の迷惑メール対策や受信トレイの整理を効かせる機能です。こちらも一緒に終わります。

Yahoo! メールや Outlook を Gmailify でつないでいた方の行き先について、Google はGmail の Gmailify と POP の今後の変更についてで「Yahoo! や Outlook などのサードパーティ アカウントは、Android、iPhone、iPad の Gmail モバイルアプリに追加できます。」としています。

[送信元]— Gmail から、そのアドレスで送る機能も終わる

3つ目は、受け取る側ではなく送る側です。Gmail の画面から、差出人をプロバイダのアドレスにして送る機能を、Google は[送信元]と呼んでいます。Gmail の設定の[名前]で、[他のメール アドレスを追加]を押して登録したアドレスが、これに当たります。

ここで気をつけたいのは、プロバイダのアドレスで送る方法が2通りあることです。[送信元]は、Gmail のアカウントのまま、差出人だけをプロバイダのアドレスに切り替えて送る方法です。もう1つは、スマホの Gmail アプリにプロバイダのアカウントそのものを足して、そのアカウントとして送る方法です。

終わるのは、前者の[送信元]です。Google はサポートの変更についての案内で「今後は、ウェブ版 Gmail または Gmail モバイルアプリでは、サードパーティのメール アカウントからメールを送信できなくなります。」としています。Gmail のアカウントからプロバイダのアドレスを名乗って返信することは、ブラウザでもアプリでもできなくなるということです。

一方、後者は続きます。Google はGmailify と POP の今後の変更についての案内で、アプリに足した他のアカウントについて「閲覧 / 送信できます」としています。

「受け取りの話だと思っていた」という方は、ここを見落としやすいので注意してください。代わりの方法を選ぶときに、いちばん効いてくるのがこの点です。

期限を「2026年1月」とする案内との違い

プロバイダのお知らせやニュースでは、「2026年1月に終了」と書かれていることがあります。たとえば BIGLOBE は2025年12月17日のお知らせGmailのPOPサポート終了にともなう設定変更についてで、「現在、BIGLOBEメールをGmailでPOP方式で設定し、受信している場合、2026年1月以降はメールを受信できなくなります。」と案内していました。

一方、Google の現在の案内(Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について)は、次のとおりです。

2026 年の第 1 四半期以降、この機能の新規ユーザーに対するサポートは終了します。既存ユーザーは 2027 年 1 月まで引き続きこの機能を使用できます。

いまも使えている方にとっての期限は、2027年1月です。「2026年3月末」と書く記事もありますが、これは第1四半期の終わり、つまり新しく使い始める人の受付が終わった時期のことです。

ただし、Google はサポートの変更についての案内のスケジュールで、2026年第3四半期〜第4四半期(7月〜12月)を「移行期間」とし、「この期間中に移行することをおすすめします。」としています。移行期間には新しい設定が制限されることもあるので、2027年1月を待たずに進めるほうが安心です。

また、[送信元]を使っている人には、2026年第3四半期(7月〜9月)から Gmail の中にお知らせが出ます。同じスケジュールには「影響を受けるすべてのユーザーに、サービス内通知が送信されます。」とあります。そのお知らせを見て、この記事にたどり着いた方もいるかもしれません。

止まらないもの

止まるものと同じくらい、止まらないものを知っておくと慌てずに済みます。Google の案内(サポートの変更について)から、次の4つは続きます。

  • Gmail そのもの… @gmail.com のアドレスで送ったり受け取ったりするのは、今までどおりです
  • もう Gmail に取り込んだメール… Google は「サードパーティ アカウントから Gmail にすでにインポートしたメールは、メールボックスに残ります。」としています
  • 元のメールの会社からの転送… Google は「サードパーティ アカウントから転送されたメールは引き続き受信できますか?」という質問に「はい。」と答えています
  • スマホの Gmail アプリに、そのアドレスのアカウントを足して使う形… Google は「Android、iPhone、iPad 版の Gmail モバイルアプリからのアクセスに変更はありません。」としています(Android で POP を使っている場合は、「スマホの Gmail アプリで読んでいる人は」の注意を見てください)

GmailのPOP終了の対象かを、設定画面の2か所で確かめる

ノートパソコンとスマホを並べた図解。ノートパソコンの画面には「他のアカウントのメールを確認」「名前」と書かれた2つの欄、スマホの画面には「受信設定」と書かれた欄が1つある。上に「対象かどうかは、設定画面の2か所で分かる」、ノートパソコンの下に「パソコンのブラウザ」「[アカウントとインポート]」、スマホの下に「Android のアプリ」「受信設定のポートを見る」と書かれている。

自分が対象かどうかは、Gmail の設定画面を1回開けば分かります。スマホのアプリで読んでいる方は、「スマホの Gmail アプリで読んでいる人は」を見てください。

パソコンのブラウザで:[他のアカウントのメールを確認]と[名前]

パソコンのブラウザで Gmail を開き、右上の歯車(設定)から[すべての設定を表示]を押します。上に並ぶタブから[アカウントとインポート]を開きます(タブの名前が[アカウント]のこともあります)。

見る場所こうなっていたら止まるもの
[他のアカウントのメールを確認]アドレスが並んでいるそのアドレスのメールの受け取り(POP・Gmailify)
[名前]自分の @gmail.com のほかに、プロバイダなど Google 以外のアドレスが並んでいる([他のメール アドレスを追加]で登録したもの)そのアドレスを差出人にして送ること([送信元])

[他のアカウントのメールを確認]が空で、[名前]に Google 以外のアドレスが無ければ、ブラウザの Gmail については対象外です。

[他のアカウントのメールを確認]は、並んでいるのが別の @gmail.com のアドレスでも、欄そのものが使えなくなります。Google はGmailify と POP の今後の変更についての案内で「パソコン版 Gmail で [他のアカウントのメールを確認] オプションをご利用いただけなくなります。」としています。

片方にだけ並んでいる方もいます。たとえば受け取りは転送にしていて、送るときだけ[名前]を使っている方は、受け取りは続きますが、送る側は止まります。

なお、[名前]に並んでいても、自分の別の @gmail.com のアドレスや、会社や学校のアドレスのうち Google Workspace で動いているものは対象外です。Google はサポートの変更についての案内で、Gmail どうしのエイリアスと Google Workspace の[送信元]は「これまで通りお使いいただけます」としています。お店や会社の独自ドメインでも、レンタルサーバーなど Google 以外の場所で動いているアドレスは対象です。

スマホの Gmail アプリで読んでいる人は

iPhone の Gmail アプリにプロバイダのアカウントを足して読んでいる方は、受け取りへの影響はありません。BIGLOBE はお知らせで「iPhoneでGmailアプリをご利用の場合」を「IMAP方式となるため、そのままご利用いただけます。」としています。

迷うのは、Android の Gmail アプリで、プロバイダのメールを POP で受け取っている場合です。ここは、Google とプロバイダで案内が分かれています。

  • Google… 「Android 版 Gmail で POP を使用して、引き続きサードパーティのメールにアクセスできます。」(サポートの変更について)
  • BIGLOBE… 「Gmailアプリの設定で、ポートが「995」または「110」で設定されている場合はPOP方式となるため、ご利用方法の変更が必要です。」(BIGLOBE のお知らせ)
  • J:COM… 「Gmail(スマホ・タブレット版):J:COMのメールアドレスでPOP設定をされている方は、受信ができなくなります」(【重要】J:COMメールをGmailでご利用の方へのお知らせ)

@nifty(Android(Gmail)のメールアカウント再設定方法(POP⇒IMAP))や、木曽広域ケーブルテレビ(Gmailアプリ(POP設定)でのメール利用終了と対策について)も、Android の Gmail アプリの POP を IMAP へ切り替えるよう案内しています。

どちらが正しいかは、この記事では決められません。自分のメールの会社が切り替えを案内しているなら、それに従ってください。

期限も分かれています。Google は、Android の POP は引き続き使えるとしていて、期限を示していません。一方、BIGLOBE・J:COM・木曽広域ケーブルテレビは、2026年1月以降は受信できなくなると案内しています。いまメールが届いていても、会社が切り替えを案内しているなら、早めに進めるほうが安心です。

自分が POP かどうかは、Gmail アプリの[設定]から、そのアドレスを選んで[受信設定]を開くと分かります。BIGLOBE は、ポートが「995」か「110」なら POP、「993」か「143」なら IMAP、と見分け方を示しています。J:COM は、受信のサーバー名が「pop」で始まれば POP と案内しています。ポート番号や受信サーバーについては、メールサーバーの記事で説明しています。

Android の Gmail アプリの POP を、会社の案内に沿って切り替える順番

自分のメールの会社が切り替えを案内している場合の順番です。メールの会社の案内では、Android の Gmail アプリの POP を IMAP に変えるには、アカウントをいったん消して、設定し直す手順になっています。消すと、スマホの中にしか無いメールは一緒に消えるので、順番が大切です。

設定し直したあとに見えるのは、元のメールの会社のサーバーに残っているメールです。木曽広域ケーブルテレビも「IMAP設定後に表示されるのは、サーバー上に残っているメールのみです」としています。

  1. STEP

    スマホの中にしか無いメールが無いかを確かめる

    @nifty は、設定し直す前に「Webメールを確認して、メールソフトにしか残ってないメールがないか確認してください。」としています。Webメールに無い大切なメールは、BIGLOBE が勧めるように、自分宛てに転送するなどして残しておきます。

  2. STEP

    POP のアカウントを消して、IMAP で設定し直す

    BIGLOBE は Android について「Gmailの設定を削除し、IMAP方式で設定し直してください。」と案内しています。@nifty も「以前から登録していたメールアドレスを削除した後に再設定を行うという手順となります。」としています。手順と設定の値は、自分のメールの会社のページを見てください。

  3. STEP

    自分宛てにメールを送って、届くかを確かめる

    設定し直したら、自分宛てにメールを1通送り、Gmail アプリに届くかを確かめます。届かないときは、設定の値をメールの会社のページと見比べてください。

切り替える前に、過去のメールの置き場所を確かめる

ノートパソコン・郵便受け・スマホを横一列に並べ、それぞれの右下に封筒の束を置いた図解。上に「過去のメールは、どこに残っているか」、左に「Gmail の中」「取り込み済みのメールは残る」、中央に「元の会社のサーバー」「コピーを残す設定しだい」、右に「スマホの中」「Android の POP のとき」と書かれている。

どの代わりの方法を選ぶにしても、切り替える前に、過去のメールがどこにあるかを確かめておきます。アプリやメールソフトへ移る場合は、見えなくなるメールが出ることがあります。転送だけにする場合は、Gmail に取り込み済みのメールをそのまま Gmail で読めます。

元のメールの会社のサーバーには、残っていないことがある

アプリやメールソフトを IMAP(アイマップ)でつなぐと、見えるのは元のメールの会社のサーバーに残っているメールだけです。

Gmail が POP で取りに行くとき、取ったメールをサーバーから消す設定になっていることがあります。郵便受けから郵便を取り出して、Gmail の引き出しに移してきた状態です。その場合、元の郵便受けは空っぽで、過去のメールは Gmail の中にしかありません。

@nifty も、Android の Gmail アプリについての案内(Android(Gmail)のメールアカウント再設定方法(POP⇒IMAP))で「※特に、POPの設定でメールをサーバーに残さない設定がされていると、IMAPの設定に変更することで過去のメールは見られなくなります。」と注意しています。

ブラウザの Gmail で取り込んでいる方は、自分の設定を見て確かめられます。Google はメールの読み込みに関する問題を解決するで、[他のアカウントのメールを確認]の[情報を編集]を開き、[受信したメッセージのコピーをサーバーに残す]にチェックが入っているかを見るよう案内しています。

チェックが入っていなければ、同じページによると「チェックボックスがオフになっている場合は、読み込み元のアカウントにメールはありません。」。過去のメールは Gmail の中にしか無いということです。

Android の Gmail アプリで POP を使っている方は、事情が違います。木曽広域ケーブルテレビはGmailアプリ(POP設定)でのメール利用終了と対策についてで「POP 設定で受信したメールは、端末(Gmailアプリ)内に保存されています。」としています。スマホの中にしか無いメールは、そのアカウントを消すと一緒に消えます。消す前の手順は「Android の Gmail アプリの POP を、会社の案内に沿って切り替える順番」にまとめました。

POP と IMAP の違いは、メールの移行を扱った記事で、郵便受けのたとえを使って詳しく説明しています。

ブラウザの Gmail の取り込みの設定は、最後に消す

新しいやり方に切り替えたら、古い設定は消したくなります。でも、ブラウザの Gmail の[他のアカウントのメールを確認]の設定を消すのは、新しいやり方でメールが届くのを確かめてからにしてください。

いちど消すと、もう一度足せないことがあるからです。Google はサポートの変更についての案内で、移行期間について「Gmail での新しい構成は制限される可能性があります」としています。新しいやり方がうまくいかなかったときに戻る道を、自分で断たないようにしましょう。

Android の Gmail アプリの POP は、消してから設定し直す手順なので、この順番にはなりません。消す前に、スマホの中にしか無いメールを確かめておきます。

GmailのPOPの代わり:受け取るだけか、送るかで選ぶ

左右2組を並べた図解。左は郵便受けからノートパソコンへ1本の矢印、右は郵便受けとスマホのあいだに向きが逆の矢印が2本ある。上に「受け取るだけなら転送、送るなら直接つなぐ」、左の下に「受け取るだけ:転送」「元の会社が Gmail へ送り届ける」、右の下に「送るなら:直接つなぐ」「アプリやメールソフトで受信も送信も」と書かれている。

代わりの方法は、大きく2つです。どちらを選ぶかは、そのアドレスで、これからもメールを送るかどうかで決まります。

2027年1月以降、ブラウザの Gmail からはそのアドレスで送れなくなる

受け取りを転送に切り替えても、送る側は[送信元]の終了の影響を受けます。

転送で届いたメールに Gmail からそのまま返信しても、相手にはプロバイダのアドレスでは届きません。差出人は @gmail.com などの Google のアドレスになります。プロバイダのアドレスで返事をしたい相手がいるなら、転送だけでは足りません。

受け取るだけなら、元のメールの会社から Gmail へ転送する

「プロバイダのアドレスには、お知らせが届くだけ」「返信は @gmail.com からで構わない」という方は、転送がいちばん手軽です。

転送は、Gmail が取りに行くのとは逆向きの仕組みです。元のメールの会社が、届いたメールを Gmail へ送り届けてくれます。郵便でいえば、旧住所の郵便局に転送届を出しておくようなものです。

Google もGmailify と POP の今後の変更についての案内で、Gmail で受け取り続ける方法として、元のメールの会社の側で自動転送を設定する方法を挙げています。メールの読み込みに関する問題を解決するにも「新着メールを取得するだけの場合は、下記の手順ではなく、自動転送を設定してください。」とあります。

ただし、設定するのは Gmail ではなく元のメールの会社の画面です。同じGmailify と POP の今後の変更についての案内も「手順については、プロバイダのサポート ドキュメントをご覧ください。」とだけ書いています。会社ごとに条件が違うので、確かめるところを「転送を使うなら確かめる3つ(@nifty・BIGLOBE・So-net の例)」に並べます。

転送の設定は、メールの会社のサイトにログインして行います。@nifty も「メール転送」の設定方法で、転送の設定は「設定・変更ページ」にログインして行うと案内しています。家族に設定してもらった方は、先にメールの会社の ID とパスワードを確かめておくと進めやすくなります。

@nifty は、転送を案内するときに「Gmail上で@niftyメールアドレスで送信を行わない場合は、」と条件を付けています(GmailのPOP機能サポート終了に伴うGmailアプリ設定変更のご案内)。転送は、Gmail からそのアドレスで送らない人のための方法だということです。

そのアドレスで送るなら、アプリかメールソフトで直接つなぐ

プロバイダのアドレスでいつも返事をしたい方は、そのアドレスのアカウントそのものを、アプリやメールソフトに足します。Gmail を通さずに、自分で直接つなぐ形です。

  • スマホの Gmail アプリ… Google は「Android 版、iPhone 版、iPad 版の Gmail アプリでは、他のアカウントのメールを閲覧 / 送信できます。この場合、標準の IMAP 接続が使用されます。」としています(Gmailify と POP の今後の変更について)。足し方はGmail アプリに別のメール アカウントを追加するにあります
  • パソコンのメールソフト(Outlook・Thunderbird など)… IMAP と、送るための SMTP でつなぎます。複数のアドレスを1つの画面で読めます
  • メールの会社の Webメール… ブラウザでそのまま読み書きできます。@nifty・BIGLOBE・J:COM は、いずれもお知らせの中で Webメールを代わりの方法に挙げています

アプリに足したアカウントのメールは、スマホの Gmail アプリの中で読むものです。Google はサポートの変更についての案内で「ウェブ版 Gmail でサードパーティのメール アカウントを追加したり同期したりすることはできなくなります。この機能は、Gmail モバイルアプリでは引き続きご利用いただけます。」としています。

つまり、パソコンの Gmail の画面で読み書きする形は、この中にありません。パソコンでも送りたいなら、メールソフトか Webメールになります。

お店や会社の独自ドメインのアドレスを仕事で使っている方について、Google はサポートの変更についての案内で、ビジネスで[送信元]をよく使っている人への答えの中に「カスタム ドメインに Google Workspace を使用する。」も挙げています。

Gmail の[送信元]の代わりをうたうブラウザの拡張機能などもありますが、Google はサポートの変更についての案内で、そうしたサービスはメールの認証情報などへのアクセスを求めることが多く「アカウントがセキュリティやプライバシーのリスクにさらされる可能性があります。」と注意しています。

設定の値(受信サーバーの名前やポート番号)は、メールの会社ごとに決まっています。契約しているメールの会社の「メールソフトの設定」のページを見て入れてください。

困ったときの相談先にも注意がいります。BIGLOBE は「Gmailの仕様や操作につきましては、BIGLOBEのサポート対象外となります。」としていて、@nifty もパソコンと iPhone の Gmail はサポート対象外としています。メールの会社の窓口では、Gmail の画面の操作までは教えてもらえないことがあります(@nifty は、有料の「@niftyまかせて365」を案内しています)。

ふだんは Gmail で読み、ときどきそのアドレスで送るなら

「読むのはほとんど Gmail、プロバイダのアドレスで送るのはときどき」という方は、転送と Webメールを組み合わせる手もあります。受け取りは転送で Gmail に届け、プロバイダのアドレスで送りたいときだけ、メールの会社の Webメールを開いて送る形です。

この形にするなら、転送は元のメールボックスにも「残す」設定にしておきます。Webメールで返信したいメールが、元の側にも残っているようにするためです。@nifty のメール転送機能の案内にも「「残す」を選択すれば、複数のメールアドレスで同じメールを受信することができます。」とあります。

BIGLOBE のように、元の側のメールを、使わないでいると消していく決まりを持つ会社もあります(「転送したあとも、元のサーバーにメールを残すか」で説明します)。ときどき Webメールを開く使い方は、その決まりに当てはまりにくくする意味もあります。

転送を使うなら確かめる3つ(@nifty・BIGLOBE・So-net の例)

3つの場面を横に並べた図解。左は水色の硬貨と郵便受け、中央は封筒からノートパソコンへ向かう矢印に「×」が付いたもの、右は差し入れ口に封筒が差し込まれた郵便受け。上に「転送を使う前に、元のメールの会社で確かめる3つ」、左に「機能と料金」「無料か・転送先はいくつか」、中央に「届かないことがある」「迷惑メール・なりすまし判定」、右に「元に残すか」「残しても消える決まりも」と書かれている。

転送の条件は、メールの会社ごとに違います。ここでは、@nifty・BIGLOBE・So-net の3社の案内を例に、確かめておきたいことを3つ並べます。

お店の独自ドメインのメールなら、ここでいう「元のメールの会社」は、メールを預けているレンタルサーバーなどの会社のことです。その会社の管理画面や案内で、同じことを確かめます。

転送の機能があるか・料金がかかるか

まず、契約しているメールの会社に、転送の機能があるかを確かめます。3社とも、転送の機能を持っています。

会社料金転送先の数
@nifty(メール転送機能)無料2カ所まで
BIGLOBE(メール転送設定)案内のページに記載なし1カ所のみ
So-net(メール転送サービス)無料最大5件

ほかの会社を使っている方は、会社のサポートページで「転送」と検索すると、同じような案内が見つかるはずです。

転送したメールが迷惑メールや受信拒否にならないか

転送には、Gmail に届かないメールが出ることがあるという弱点があります。3社とも、そのことを案内に書いています。

Google もメールを Gmail に転送するおすすめの方法で、「メールの転送は、メールの認証に影響を及ぼすことがあります。」としています。@nifty は転送したメールが転送先に届かないで、転送先のセキュリティ設定によっては「認証情報がないメールを転送すると「なりすましメール」と判断され」ることがある、と説明しています。

設定したら、まず自分宛てにテストメールを送り、Gmail に届くかを確かめます。BIGLOBE も、設定後は「必ずご自分宛にテストメールを送り、指定宛先に転送されるのをご確認ください。」としています。

大事なメールが Gmail に来ないと気づいても、転送したメールを元のメールボックスにも残す設定にしていれば、元のメールの会社の Webメールを開くと、そこには届いています。@nifty も「転送したメールが転送先に届かない」の案内で、転送先で受け取れないメールは「@niftyのメールボックスで直接ご確認ください」と案内しています。

転送したあとも、元のサーバーにメールを残すか

@nifty と BIGLOBE は、転送したメールを元のメールボックスにも残すかどうかを選べます。So-net のよくある質問にも、「「メールボックスにメールを残す/残さない」はどのように使用するのですか?」という項目があります。

迷ったら「残す」を選んでください。Gmail に届かなかったメールを、あとから元の側で探せるからです。

「残さない」にすると、あとから取り戻せません。BIGLOBE はメール転送設定をしてから、BIGLOBEメールでメールの受信ができなくなった。というよくある質問で、「転送元メールを「保存しない」に設定した場合、BIGLOBEメールのメールボックスにはメールが残りません。」とし、「なお、今まで転送されたメールを復元して保存することはできません。」としています。

ただし、「残す」にしても、ずっと残るとは限りません。BIGLOBE はメール転送設定のページで、「保存する」にした場合でも、次の2つにどちらも当てはまると、保存から90日以上たったメールを「ゴミ箱」フォルダに移し、さらに31日以上たつと自動で消すとしています。

  • 90日間、Webメールで BIGLOBE メールを使っていない
  • 90日間、メールソフト(パソコン・スマートフォン)で BIGLOBE メールの送信も受信もしていない

転送にしたあと、Gmail だけで読んでいると、この2つにどちらも当てはまりやすくなります。元の側に残しておきたいなら、ときどき Webメールを開くのが確実です。

この保存期間の決まりは BIGLOBE の案内にあるもので、ほかの会社は条件が違うことがあります。自分の会社の「メールの保存期間」の案内も、あわせて見ておいてください。

まとめ

この記事では、GmailのPOP終了で何が止まるのか、自分が対象かの確かめ方、そして期限までに選ぶ代わりの方法を解説しました。

  • 止まるのは、ブラウザの Gmail で他のメールを取り込む機能(POP・Gmailify)と、Gmail のアカウントから他のアドレスを名乗って送る[送信元]。Google の現在の案内では、いまも使えている方の期限は2027年1月
  • 対象かどうかは、Gmail の設定の[アカウントとインポート]にある[他のアカウントのメールを確認]と[名前]で確かめる。Android の Gmail アプリで POP を使っているなら、自分のメールの会社の案内に従う。会社が切り替えを案内しているなら、スマホの中にしか無いメールを確かめてから IMAP で設定し直す
  • 切り替える前に、過去のメールが Gmail の中・元のサーバー・スマホの中のどこにあるかを確かめる。ブラウザの Gmail の取り込みの設定を消すのは、新しいやり方で届くのを確かめてから
  • 受け取るだけなら、元のメールの会社から Gmail へ転送。そのアドレスでいつも送るなら、アプリかメールソフトで直接つなぐ。ときどき送るだけなら、転送と Webメールを組み合わせる手もある
  • 転送は、会社ごとに機能・料金・届かないときの注意・元に残す設定が違う。BIGLOBE のように、「残す」にしても使わないと消える決まりを持つ会社もある

Google は、2026年12月までの移行期間のうちに移ることを勧めています。まず設定画面を1回開いて、自分が対象かどうかだけでも確かめておきましょう。

プロバイダのメールアドレスは、プロバイダを乗り換えると使えなくなるのが一般的です(プロバイダの記事)。これを機にメールの置き場所そのものを見直したい方は、メールの移行の記事が参考になります。メールソフトに入れる設定の値はメールサーバーの記事で、会社の info@ を個人の Gmail に取り込んでいる場合の注意は共有メールアドレスの記事で扱っています。

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