Wi-Fiの暗号化ってなに?種類と選び方をわかりやすく解説!

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自宅やカフェでWi-Fiを使う時、「暗号化」って言葉を聞いたことはありませんか?

「なんかセキュリティに関係してるのはわかるけど…正直よくわからない」そんな方も多いのではないでしょうか?

実は、Wi-Fiの暗号化は、あなたの大切な情報を守るためのカギのようなものなんです。

このカギがしっかりしていないと、知らない誰かにあなたの個人情報やパスワードを盗み見られてしまうかもしれません。

この記事では、Wi-Fiの暗号化について、専門知識がない方でもわかるように、種類や選び方を中心に丁寧に解説していきます。

Wi-Fiの暗号化とは?なぜ必要なの?

WiFiの暗号化

Wi-Fiの暗号化がなぜ必要なのか、その理由から説明します。

Wi-Fiは、目に見えない電波を使ってインターネットに接続する技術です。

しかし、この電波は誰でも受信できてしまうため、暗号化されていないWi-Fiに接続すると、以下のような危険があります。

  • 通信内容の盗聴
    悪意のある第三者に、あなたのパスワードやクレジットカード情報、閲覧履歴などを盗み見られてしまう可能性があります。
  • 不正アクセス
    あなたのスマホやパソコンにウイルスを送り込まれたり、個人情報を抜き取られたりする可能性があります。

このような危険から身を守るために、Wi-Fiの暗号化が必要不可欠なのです。

簡単に言うと、暗号化とは通信内容を暗号に変換することです。

暗号化された通信は、たとえ第三者に傍受されたとしても解読できないため、安全に情報交換できるようになります。

Wi-Fiのセキュリティ規格と暗号化方式

Wi-Fiのセキュリティには、大きく分けて「規格」と「暗号化方式」の2つの要素があります

規格とは、Wi-Fiのセキュリティ全体を定めたルールのようなもので、WPAWPA2WPA3 などがあります。

暗号化方式とは、通信内容を暗号化するための具体的な方法で、TKIPAES などがあります。

WPAなどの規格は、認証やデータ整合性チェックなどの機能も備えており、暗号化方式と組み合わせてWi-Fiのセキュリティを確保しています。

Wi-Fiのセキュリティ規格と暗号化方式を表にしました。

規格暗号化方式セキュリティ強度備考
WEP弱い使用は推奨されません
WPATKIPやや弱い
AES強い推奨
WPA2TKIPやや弱い
AES強い推奨
WPA3最も強い対応機器が少ない

WEP は初期の規格で、暗号化方式は固定されていました。

WPA と WPA2 は、TKIPとAESのどちらかを選択できます。

WPA3 は、最新の規格で、暗号化方式は規格内で定められています。

どの規格と暗号化方式を選べばいい?

基本的には、暗号化方式に WPA2-AES か WPA3 を選ぶことをおすすめします

WPA2-AES は、現在最も普及している方式であり、セキュリティ強度も高いため、多くの場合で適切な選択肢となります。

WPA3 は、最新の方式であり、WPA2よりもさらにセキュリティ強度が高いため、対応機器をお持ちの場合は、WPA3を選ぶと良いでしょう。

もし、古い機器を使用していて WPA2-AES に対応していない場合は、 WPA-AES を選択してください。

なお、WEP はセキュリティ強度が低いためおすすめできません。

まとめ

この記事では、Wi-Fiの暗号化について、種類や選び方を中心に解説しました。

Wi-Fiの暗号化は、あなたの情報を守るために非常に重要です。

この記事を参考に、適切な暗号化方式を選択し、安全なWi-Fi環境を構築してください。

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