アプリケーションプロトコルって何だろう?あなたのインターネット生活を支える裏方を解説!

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インターネットでウェブサイトを見たり、メールを送ったり、ファイルをダウンロードしたり…。

普段何気なく使っているインターネットですが、実は様々な「ルール」によって支えられています。

そのルールの一つが「アプリケーションプロトコル」です。

ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、安心してください!

この記事では、ITやネットワークの知識がない方でもわかるように、アプリケーションプロトコルについてわかりやすく解説していきます。

アプリケーションプロトコルとは?

アプリケーションプロトコルとは、インターネット上でアプリケーション同士がデータをやり取りするためのルールのことです。

例えば、ウェブブラウザでウェブサイトを見る時、ブラウザとウェブサーバーはHTTPというアプリケーションプロトコルを使って通信しています。

なぜアプリケーションプロトコルが必要なの?

アプリケーションプロトコルがなければ、コンピュータ同士は正しくデータのやり取りができません。

それぞれのアプリケーションが独自のルールで通信してしまうと、まるで違う言語を話す人同士が会話するようなもので、混乱が生じてしまいます。

アプリケーションプロトコルの具体的な例を見てみよう

身近な例で考えてみましょう。

メールを送る際に使われるSMTPやPOP3、ファイル転送に利用されるFTPなども、アプリケーションプロトコルの一種です。

これらのプロトコルのおかげで、私たちは世界中の人とコミュニケーションを取ったり、情報を共有したりすることができるのです。

代表的なアプリケーションプロトコル

アプリケーションプロトコルには、様々な種類があります。

代表的なものを次の表に挙げます。

プロトコル名説明用途例
HTTP (Hypertext Transfer Protocol)ウェブページの閲覧などに使われる、インターネット上で最も一般的なプロトコルです。ウェブサイトの閲覧、画像や動画のダウンロード
HTTPS (Hypertext Transfer Protocol Secure)HTTPに暗号化技術 (SSL/TLS) を加えた、より安全なプロトコルです。オンラインショッピング、ネットバンキング
FTP (File Transfer Protocol)ファイルを転送するためのプロトコルです。ウェブサイトへのファイルアップロード、サーバー間でのファイル転送
SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)メールを送信するためのプロトコルです。メール送信
POP3 (Post Office Protocol version 3)メールを受信するためのプロトコルです。受信したメールをサーバーから自分のパソコンにダウンロードします。メール受信
IMAP (Internet Message Access Protocol)メールを受信するためのプロトコルです。サーバーにメールを残したまま、内容を確認したり、操作したりできます。メール受信
DNS (Domain Name System)ドメイン名 (例:example.com) をIPアドレスに変換するためのプロトコルです。ウェブサイトへのアクセス
Telnetリモートのコンピュータにログインして操作するためのプロトコルです。セキュリティ上の問題から、現在ではあまり使われていません。サーバーの管理
SSH (Secure Shell)リモートのコンピュータに安全にログインして操作するためのプロトコルです。Telnetよりも安全なため、現在では広く使われています。サーバーの管理

それぞれのプロトコルは、特定の用途に合わせて設計されており、異なる役割を担っています。

OSI参照モデルとアプリケーションプロトコル

OSI 参照モデル

アプリケーションプロトコルは、OSI参照モデルと呼ばれるネットワークの階層構造の最上位層である「アプリケーション層」に位置付けられています。

OSI参照モデルは、ネットワーク通信を7つの層に分け、それぞれの層が特定の役割を担うことで、複雑なネットワーク通信を可能にしています。

まとめ

アプリケーションプロトコルは、インターネット上でアプリケーション同士がデータをやり取りするためのルールです。

様々な種類があり、それぞれが特定の役割を担っています。

これらのプロトコルのおかげで、私たちはインターネットを快適に利用することができるんですね。

この記事では、ITやネットワークの知識がない方でもわかるように、アプリケーションプロトコルについてわかりやすく解説しました。

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