ネットワーク機器について勉強しようと思ったものの、似たような名前の機器がたくさんあって困っていませんか?
特に「ブリッジ」と「リピータ」は、どちらもネットワークを「つなぐ」機器なので、混乱しやすいものです。
「え?この2つって同じようなものじゃないの?」「違いがあるなんて知らなかった!」という方も多いのではないでしょうか。
実は、この2つの機器には明確な違いがあり、それぞれ異なる目的で使用されています。
この記事では、ネットワークの世界で重要な役割を果たすブリッジとリピータについて、専門用語をできるだけ使わずに、わかりやすく解説していきます。
目次
ブリッジとリピータの基本的な役割
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ブリッジとリピータの基本的な役割は次の通りです。
ブリッジ
異なるネットワーク同士を接続し、データをやり取りする機器。
リピータ
ネットワークの信号を増幅し、通信距離を延長する機器。
ブリッジとリピータの違いを詳しく見てみよう
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ブリッジとリピータの主な違いは以下の通りです。
項目 | ブリッジ | リピータ |
---|---|---|
役割 | ネットワーク同士の接続 | 信号の増幅と距離延長 |
動作する階層 | データリンク層(第2層) | 物理層(第1層) |
データ処理 | MACアドレスを見て、適切な宛先にデータを送信 | 信号を増幅するだけ |
ネットワーク分割 | 可能 | 不可 |
通信速度 | 処理に時間がかかるため、速度が低下する場合がある | 速度低下はほとんどない |
コスト | 比較的高価 | 比較的安価 |
ブリッジとリピータそれぞれのメリット・デメリット
ブリッジ
メリット
- ネットワークを分割して効率化できる。
- セキュリティを高められる。
デメリット
- 設定が複雑。
- コストが高い。
リピータ
メリット
- 簡単に設置できる。
- コストが安い。
デメリット
- ネットワーク全体のパフォーマンスが低下する可能性がある。
- セキュリティ対策が必要。
ブリッジとリピータはどんな時に使うの?
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ブリッジとリピータのそれぞれを、どんな時に使うのかまとめました。
ブリッジはどんなとき使うの?
- 大規模なネットワークを分割したい時
- 異なる種類のネットワークを接続したい時
- セキュリティを強化したい時
リピータはどんなとき使うの?
- 電波が届きにくい場所をカバーしたい時
- ネットワークを単純に拡張したい時
まとめ
この記事では、ネットワーク初心者の方に向けて、ブリッジとリピータの違いをわかりやすく解説しました。