「Eメールってよく聞くけど、結局何なの?」 「どうやって始めたらいいの?」
あなたは今、そう思っていませんか?
もしそうなら、この記事はまさにあなたのために書きました。
Eメールは、インターネットを通じて手紙のようにメッセージを送受信できる便利なツールです。
この記事では、Eメールの基本を初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
Eメールとは?

Eメールとは「インターネットを使った手紙」です。
郵便はがきや手紙をインターネット上でやり取りするイメージです。
Eメールは、Electronic mail(エレクトロニックメール)の略で、電子メールとも呼ばれます。
Eメールは、インターネットを通じて、文字、画像、ファイルなどを瞬時に送受信できる便利なコミュニケーションツールです。
Eメールの仕組みを郵便に例えると?

Eメールの仕組みは、郵便の仕組みに例えると理解しやすくなります。
- STEP
手紙を書く
あなたがEメールを作成し、「送信」ボタンをクリックします。
- STEP
郵便ポストに投函
あなたのEメールは、あなたのEメールサービス(GmailやYahoo!メールなど)のサーバーに送られます。
- STEP
郵便局の集荷
あなたのEメールサービスのサーバーは、宛先のEメールアドレスのドメイン名(@以降の部分)から、宛先のEメールサーバーを特定します。
- STEP
宛先の郵便局へ配達
あなたのEメールは、インターネット上の様々なサーバーを経由して、宛先のEメールサーバーに届けられます。
- STEP
郵便受けに配達
宛先のEメールサーバーは、届いたEメールを受信者のアカウントに保存します。
- STEP
郵便受けから手紙を取り出す
受信者がEメールサービスにログインし、受信トレイを開くと、Eメールが表示されます。
Eメールの仕組みをもう少し詳しく

もう少し詳しくEメールの仕組みを見ていきましょう。
使われている通信プロトコルやソフトウェアについて紹介します。
SMTP:Eメールの送信
あなたがEメールを送信すると、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)というプロトコルが使われます。
SMTPは、EメールをEメールサーバーから別のEメールサーバーへ転送するためのルールです。
DNS:宛先のEメールサーバーを特定
宛先のEメールアドレスのドメイン名から、宛先のEメールサーバーを特定するために、DNS(Domain Name System)という仕組みが使われます。
DNSは、ドメイン名とIPアドレス(インターネット上の住所)を対応付ける役割を持っています。
POP3/IMAP4:Eメールの受信
受信者がEメールを受信する際には、POP3(Post Office Protocol version 3)またはIMAP4(Internet Message Access Protocol version 4)というプロトコルが使われます。
POP3
Eメールを受信者の端末にダウンロードし、サーバーから削除します。
IMAP4
Eメールをサーバーに残したまま、受信者の端末で閲覧します。
MTA/MDA:Eメールサーバーの役割
Eメールサーバーは、MTA(Mail Transfer Agent)とMDA(Mail Delivery Agent)という2つのソフトウェアで構成されています。
MTA
Eメールの転送を行います。
MDA
Eメールを受信者のアカウントに振り分けます。
Eメールの種類

Eメールは、大きく分けると以下の4種類に分類できます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
フリーEメール
フリーEメールは、無料で利用できるEメールサービスです。
GoogleのGmailやYahoo!メールなどが代表的です。
- 無料で手軽に利用できる。
- 複数のアカウントを作成できる。
- スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスで利用できる。
- 広告が表示される場合がある。
- セキュリティ面で、他のEメールサービスに比べて劣る場合がある。
- ビジネスシーンでは信頼性に欠ける場合がある。
プロバイダEメール
プロバイダEメールは、インターネットプロバイダ(インターネット接続業者)が提供するEメールサービスです。
プロバイダとの契約時に、Eメールアドレスが付与されます。
- プロバイダによっては、セキュリティ対策が充実している
- プロバイダのサポートを受けられる場合がある
- プロバイダを変更すると、Eメールアドレスも変更になる
- プロバイダとの契約が必要なため、無料で利用できるとは限らない
キャリアEメール
キャリアEメールは、携帯電話会社(キャリア)が提供するEメールサービスです。
携帯電話の契約時に、Eメールアドレスが付与されます。
- 携帯電話と連携しているため、設定が簡単
- キャリアによっては、独自のサービスを利用できる
- 携帯電話会社を変更すると、Eメールアドレスも変更になる
- キャリアによっては、セキュリティ対策が他のEメールサービスに比べて劣る場合がある
- パソコンからの利用がしにくい
独自ドメインEメール
独自ドメインEメールは、自分で取得したドメイン名を使ったEメールサービスです。
企業や個人事業主などが利用することが多いです。
- 信頼性が高い
- ブランディングに役立つ
- 自由にEメールアドレスを作成できる
- 設定や管理に専門知識が必要
- 費用がかかる
Eメールのメリット

なぜEメールがこんなにも使われているのでしょうか?
それは、Eメールが持つ以下のメリットがあるからです。
高速性
郵便のように時間を気にせず、世界中の誰とでも瞬時にメッセージを送受信できます。
低コスト
ほとんどのEメールサービスは無料で利用できます。
また、通信費もインターネット接続料金のみで、追加料金はかかりません。
多様な情報伝達
文字だけでなく、画像や動画などの情報も送信できます。
記録性
過去のメールを検索したり、整理したりする機能も充実しています。
Eメールアドレスの構成

Eメールアドレスは、以下の2つの部分から構成されています。
- アカウント名
- ドメイン名
あなたが自由に決められる名前です。
他の人と重複しないように注意しましょう。
Eメールサービスを提供する事業者の名前です。
例: gmail.com、yahoo.co.jpなど
Eメールを使う上での注意点

Eメールは便利なツールですが、使う上で注意すべき点もあります。
迷惑Eメール対策
迷惑Eメールは、あなたの個人情報を盗んだり、ウイルスに感染させたりする可能性があります。
見覚えのない送信者からのEメールや、怪しい添付ファイルは開かないようにしましょう。
セキュリティ対策
Eメールアカウントのパスワードは、他のサービスと使い回さず、推測されにくいものを設定しましょう。
また、Eメールサービスが提供しているセキュリティ機能を活用することも大切です。
個人情報保護
Eメールで個人情報を送信する際は、慎重に行いましょう。
特に、クレジットカード番号や銀行口座番号などの重要な情報は、暗号化された安全な方法で送信するようにしましょう。
マナー
丁寧な言葉遣いや誤字脱字のチェックなど、基本的なメールマナーを守りましょう。
まとめ
この記事では、Eメールの基本を初心者の方にもわかりやすく解説しました。
EメールはSNSとは別の特徴を持った連絡手段です。
ビジネスでも活用されていますので、「Eメールはあまり使っていないよ」という方はぜひ使ってみてください。