あなたが今この記事を読んでいるのは、どこかのWebサーバーのおかげです。
実は私たちが日常的に使うインターネット上のすべてのウェブサイトは、「Webサーバー」という仕組みによって支えられています。
SNSを見たり、オンラインショッピングをしたり、動画を視聴したりするとき、すべてWebサーバーが裏側で働いています。
この記事では、IT知識がなくても理解できるよう、Webサーバーについて解説します。
目次
Webサーバーとは何か

Webサーバーとは、簡単に言うと「インターネット上でウェブサイトを公開するためのコンピューター」です。
このコンピューターは、世界中のユーザーからのリクエストに応じて、ウェブページのデータを送信する役割を担っています。
あなたがブラウザでウェブサイトにアクセスするたびに、実はあなたのコンピューターとWebサーバーの間でデータのやり取りが行われているのです。
このやり取りのおかげで、あなたは様々なウェブサイトを閲覧することができます。
Webサーバーの基本的な仕組み

Webサーバーの仕組みは「リクエスト」と「レスポンス」という単純なやり取りに基づいています。
インターネット上での情報のやり取りを効率的に行うために、このようなシンプルな仕組みが採用されています。
例えば、あなたが「www.example.com」というURLをブラウザに入力するとつぎのようなやり取りが行われます。
- あなたのブラウザが「www.example.com」のWebサーバーに「このサイトを見せてください」というリクエストを送信します。
- Webサーバーはそのリクエストを受け取り、「example.com」のウェブページのデータをレスポンスとして返送します。
- あなたのブラウザはそのデータを受け取り、画面上に表示します。
このすべての処理は数秒以内に完了します。
リクエストを受け取り、適切なデータを返送することで、世界中の人々がウェブサイトを閲覧できるようにしているのです。
主なWebサーバーの種類

Webサーバーにはいくつかの種類があります。
代表的なものをご紹介します:
Apache HTTP Server
最も広く使われているWebサーバーソフトウェアの一つです。
無料で利用でき、多くのウェブホスティングサービスで採用されています。
信頼性が高く、様々なOSで動作する柔軟性が特徴です。
Nginx(エンジンエックス)
高速で軽量なWebサーバーとして人気があります。
大量のアクセスを同時に処理できるため、トラフィックの多いサイトで重宝されています。
Microsoft IIS(Internet Information Services)
Windowsサーバー向けのWebサーバーソフトウェアです。
Windows環境と相性が良く、企業のイントラネットなどで広く使われています。
Webサーバーを利用する方法

Webサーバーを利用するには、主に以下の3つの方法があります。
レンタルサーバーを利用する
初心者におすすめの方法です。
月額数百円から数千円程度で、専門業者からサーバーをレンタルできます。
管理や保守は業者が行ってくれるため、技術的な知識がなくても簡単に始められます。
人気のレンタルサーバーサービスには、以下のようなものがあります:
- エックスサーバー
- ConoHa WING
- さくらのレンタルサーバ
- ロリポップ!
クラウドサービスを利用する
Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft AzureなどのクラウドサービスでもWebサーバーを構築できます。
拡張性が高く、ビジネス用途に適していますが、設定には少し技術的な知識が必要です。
自宅サーバーを構築する
自宅のパソコンをWebサーバーとして使うこともできます。
費用を抑えられる一方、常時電源を入れておく必要があり、セキュリティ面でもリスクがあります。
趣味や学習目的の場合には良い選択肢ですが、本格的なウェブサイト運営には向いていません。
Webサーバーを選ぶ際のポイント

Webサーバーを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
費用
予算に応じたサービスを選びましょう。
無料プランから始められるサービスもありますが、機能に制限があることが多いです。
安定性・信頼性
ダウンタイム(サーバーが停止している時間)が少ないサービスを選ぶことが重要です。
多くのサービスでは「稼働率保証」を謳っています。
99.9%以上の稼働率を保証しているサービスが理想的です。
サポート体制
特に初心者の場合、困ったときにサポートを受けられるかどうかは重要なポイントです。
日本語でのサポートが充実しているかどうかも確認しましょう。
拡張性
将来的にウェブサイトが成長した場合、簡単にリソースを追加できるかどうかも考慮すべきポイントです。
よくあるWebサーバーのエラーと対処法

Webサーバーを利用していると、時々エラーに遭遇することがあります。
代表的なエラーとその意味を理解しておくと役立ちます。
代表的なエラーをいくつか紹介します。
404 Not Found
最もよく見かけるエラーの一つで、要求されたページが見つからないことを示します。
URLのタイプミスや、ページが移動・削除された可能性があります。
500 Internal Server Error
サーバー側で何らかの問題が発生していることを示します。
多くの場合、サーバー管理者による対応が必要です。
403 Forbidden
アクセス権限がないページにアクセスしようとした場合に表示されます。
503 Service Unavailable
サーバーが一時的に過負荷状態か、メンテナンス中であることを示します。
通常は時間が経てば解決します。
まとめ
Webサーバーは、私たちが日常的に使うインターネットの根幹を支える重要な技術です。
文字通り「サーバー(給仕)」として、世界中のユーザーにウェブページを提供しています。
初めは難しく感じるかもしれませんが、基本的な仕組みを理解すれば、それほど複雑なものではありません。
特にレンタルサーバーなどのサービスを利用すれば、技術的な知識がなくても、簡単に自分のウェブサイトを公開することができます。
この記事が参考になれば幸いです。